ちゃうって…ぜっっっったいちゃう！【ｄ！】 (ページ44)

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39話ページ44

mi「あー！胡散臭い糸目じゃないですか！いつものあのヘッタクソの演技しなくていいんですか？」

んおぉ…
喧嘩腰すぎるやろ
てか煽り力やばいなｗｗ

マジキチスマイルの麻衣とオスマンさん
火花散ってるよ、もう

os「貴方は？」

mi「え？生徒会なのに私の名前すら把握してないんですか？」

os「…ええ、生徒会とて全校生徒を把握しているわけじゃないんで」

mi「えー！？私の友達でさえ把握してるのに！生徒会って意外と無能なんですね！」

マジ怖い
２人の喧嘩の間にいる私の身にもなってみろ
もう半分死んでるよ？

os「おい、あんま舐めた口きいてんとちゃうぞ」

ｶﾁｬ

そういってオスマンがリボルバーを構える
お巡りさんこの人です！銃刀法違反！

mi「あら？そんなモノで打ち勝つつもりで？」

麻衣がなんかの薬が入った注射器を５本構える
何はいってんの？！マジ怖い！

os「そっちこそそんなんで勝てると思ってんの？」

mi「それブーメランどころの騒ぎじゃないですよ？」

『ﾋｪ…』

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

オスマンが撃った玉を綺麗に避ける麻衣
そして麻衣がオスマンに向かって注射器を投げる
あ、これ刺さるｯ

『いって……』

オスマンをかばって、注射器を自分の手のひらに刺して止める
痛いッピ…けどこれくらいやったら中の薬はいってへんし、大丈夫大丈夫やろ

mi「ぁ…姉様ｯ！ごめんなさい姉様！私…わ、私…」

『大丈夫大丈夫、ちょっと怪我してるだけやで？』

mi「ぁ…でも…」

os「……なぁ」

『ん？私？』

os「なんでかばった？」

『だって。人じゃん』

os「ひ…と…？俺が？」

これは…また闇が深いパティーンか？
人って言っただけでそんな驚く？
やべぇ…今すぐに思考を放棄したい

mi「姉様の慈悲深さに感謝するんですよ」

os「俺が人なわけないやん。俺は家の名前をあげるための道具やで？」

『私は道具と見てないから人。あわよくば友達』

os「それに姫花とおんのだって、あいつの家と関わりを持っとけって言われたから関わってるだけ」

『うん』

os「あいつらの他の奴らは俺のことを関わりを持てたらラッキーくらいにしか思っとらへんやろ？」

『うーん…』

os「心から俺のことを望んでるやつらなんて。あいつらしかおらん」

『じゃーさ、私が望んでるって言ったら？』

os「信用できると思うか？」

『そのお得意の読唇術で見ればいいじゃん！嘘ついてるように見える？』

os「…見えない」

『そういう事』