文豪達との青春 【学スト】

集合場所 ページ17

一年生は四時間で終わりなのでその間に鏡花とクレープを食べにいくことにした

その前に綾辻先輩に言っておこう

「綾辻先輩っていますか？」

三年二組の教室を覗いてみると

今朝見かけた綾辻先輩の彼女(？)が来た

「綾辻先生に用事ですか」

「せ、先生？」

「あー、実は綾辻先生は______」

「辻村君、あまり変な事を言うな」

私の肩に手を置き、綾辻先輩が現れた

「ああ、紹介していなかったな。お前が男子生徒だと思っていた澁澤Aだ」

「え、ええ！？あの、ですか？嘘……あ、辻村深月です。よろしくお願いします」

そう言ってお辞儀をする辻村先輩

「……お二人は付き合ってるんですか？」

そう言えば綾辻先輩は意地悪く笑い

「そう見えたか？ただの相棒だ」

「相棒……？」

「それはそうと、用はなんだ」

そう言われて用事を思い出し

「そうでした。先輩方は七時間授業ですけど私達は四時間授業なので学校前で集合でもいいですか」

「ああ、いいぞ」

「な……もしかして」

「いや、辻村君が思ってるようなことではない」

そう言って綾辻先輩は教室に入る

「ではまた放課後」

「はい」

そう言って鏡花の元に行く

「行きましょうか」

「クレープ……」

因みに、賢治君は何か用事があるらしくまた今度という事になった

初めて友人と立ち寄りするな……

なんだか、ワクワクする

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