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「わざわざ隠してたわけじゃないんだけど、ごめん。ちゃんと言うべきだったよね」
「ううん。言う言わないは、蓮くんの自由だから、全然大丈夫だよ……。ただ、私と付き合ってて、いいの？」
「ん？なんで？Aと付き合いたいって思ったのは俺だよ？なんでダメなの？」
「いや、なんか……婚約者？みたいな人とか、いないのかな、って、」
……そこまで考えてくれるってことは、俺との未来を思ってくれてるってことでいい？俺、舞い上がるけど。
「俺の親は、俺が親の望むことをしていれば、何にも言わないよ。実際、今彼女がいるっていうのは伝えてあるけど、別れろなんて言われてないし」
「……ほんと？私、蓮くんと付き合ってていいの？」
「うん。何も心配しないでいいよ。俺はただ、Aと一緒にいたい。Aは？」
「私も、蓮くんと一緒にいられれば、それで十分だよ」
Aの心底安心した顔を見て、もう不安にはさせないって誓った。
「もし不安になったら、俺にすぐ言って。負担かもとか、考えなくていいから」
「……うん。わかった。蓮くんも私には何でも言ってね？」
「うん。約束」
それから結局選びきれなかったA。カチューシャかファンキャップかで悩んでるらしい。
なのに俺が両方買おうとすると慌てて止めに来る。
「乗り物乗れるの、少なくなっちゃうよ？」って言うと、う……ってまた悩むから、その隙に4つ持ってレジで支払いをした。
「蓮くん、早すぎる」
「お金のことは気にしない。はい、どっちにする？」
「……夜の方が寒いから、今はカチューシャ」
「ん。……かわい」
「……蓮くんも、めっちゃかっこいいよ」
結局俺らが付けてるのは、定番のネズミの男女のやつ。俺のには青い帽子、Aのには赤いリボンが付いてる。
鏡を嬉しそうに見つめるAに、俺も楽しくなる。
「蓮くん！早く行こ！」
「はいはい。どこ行くの？」
「んーとね、宇宙とかの方！」
「じゃあこっちね、はぐれないでよ？」
「うん！あ、途中でポップコーン買っていい？」
「うん、いいよ」
非日常なこの世界とAの笑顔で、俺もこの時間は御曹司だってことを忘れて、ただの中学生として楽しめた。
アトラクションに乗ったり、キャラクターに会いに行ったりしていれば、気づけば日も暮れ初めて、寒さもより一層強まっていた。
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あーちゃん(プロフ) - MaNaさん» いえいえ、こちらこそレスありがとうございます！続編が出てくれるだけで嬉しいので、いつでも待ちます！ (2022年8月30日 21時) (
レス) id: df602a468b (このIDを非表示/違反報告)
MaNa(プロフ) - あーちゃんさん» あーちゃんさん、ありがとうございます！続編、遅くなっちゃうかもですけど、ちょっとずつ考えてみます！めめ担に言ってもらえると本当に感激です！！！！ (2022年8月30日 16時) (レス) id: f9dc76f740 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 続編ぜひ、作ってほしいです！めめ担なのでいつもにやにやしながら読ませてもらってます！最高です！ (2022年8月29日 22時) (レス) @page44 id: df602a468b (このIDを非表示/違反報告)
MaNa(プロフ) - リンさん» リンさん、ありがとうございます！楽しんでもらえるよう頑張ります！！！ (2022年8月24日 21時) (レス) id: f9dc76f740 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - たまたまおすすめに上がってたので読んでみました〜。めめの狂愛…たまりません😅 (2022年8月22日 11時) (レス) id: 89596a4d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MaNa | 作成日時：2022年8月7日 0時
