The gears of fate（6） (ページ37)

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ピコン

ユギョム
［グク～最近どうした？］

ベンベン
［元気ないね。］

ジョングク
［・・・別に。なんもない。］

ユギョム
［あーそうやってそっけないＴＴ
Aのこと？］

ベンベン
［あれはグクのせいじゃないでしょ？
ペンというかサセンだったんでしょ？］

ユギョム
［マクヒョンが俺たちも行動には気を付けろって
言ってたけど・・・。Aは元気そうだね。］

ベンベン
［今日の収録一緒だったけど、楽屋来なかったね。］

ユギョム
［最近はそうじゃん。］

ジョングク
［あいつは・・・・Aじゃない。］

ベンベン
［は？なにそれ。］

ユギョム
［AはAでしょ？
グクどうした？］

Jk「あれは・・Aじゃない。」

なんで気づかない？

なんて文句を言うけど、実際分からない。

あの人は誰なんだ？
ヒチョルヒョンとの関係は？
Aはどこいったの？

俺はあの場に居合わせたから知ってる。

たぶんそうだ。

Aと仲の良かった人たちも気づいてない。

それくらい違和感なくAはAだ。
あの人が演じてるのかしらないけど。

音楽の授賞式や音楽番組。

それ以外にもバラエティー番組にもでてる。

活動の幅を広げてる。

あのピンクとパープルの髪は次の楽曲のためだったらしい。

Aの腕の傷は残るみたいだ。

未だ包帯を巻かれている腕は10針ほど縫ったらしい。

長袖に隠れているそれは痛々しい。

俺のせいで負った怪我。

誰もが俺のせいじゃないっていうけど。

そんなの嘘だ。

「あ、・・・ウサギさんみーっけ。」

JK「！！！！」

「こんなところで何してるの？笑」

JK「・・・別に、何もしてない。」

後ろからハグされてビクリと反応する。

すぐさま立ち上がったから腕はすぐ離れた。

漂ってきた匂いがいつもより甘い。

「ウサギさん・・・？」

JK「そう、、呼ばないでください。」

「どうして？笑・・アラッソヨ。」

小さい子供にするように笑う。

ピンク色のネイルに彩られた指先が
俺の前髪をかき上げる。

そっと撫でられる。

「・・・オモ。痕残ってる。」

JK「・・痕？・・・なんでっ。」

「この怪我のこと知ってるのか？」

JK「・・・・ネ。」

「フフ、教えてあげなーい。笑」

なんなんだ。

この傷は誰もしならい。

ヒョン達も知らないのに。

なんでこの人が知ってるんだ。