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深夜の練習室。
次の曲の振り入れなんかも始まるし、
コンサートのためにも日々練習！！
とくにダンス苦手lineもいるし、
先に完璧にして、教えないとね。
練習生からの付き合いだし、デビューして３年。
ジンヒョンもナムも上手くなってるけど・・・。
ダンス長の俺には敵わないからね。
フリースタイルで身体を動かす。
バンっ！！！
「ホソクオッパ！！」
JH「うおっ！？」
突如現れたAにびくっと反応する。
それを気にするでもなくAは近寄ってくる。
「オッパ、時間時間。」
JH「時間？・・・あ！！」
「もう日付変わっちゃうよ。」
JH「まずい！！Aの作業室パソコンついてる？」
「電源いれっぱですよ。
約束の時間になってもオッパが来ないから。」
JH「ミヤネヨ。
踊ってたら時間忘れてた。」
２人して速足…もはや駆け足で
Aの作業室までいく。
うわあ、間に合うか？
JH「えい！1番狙い！」
「・・・・あ、普通に3桁。」
JH「遅かったか〜。」
「ペンってやっぱ凄いですね。
たまにスクショとか送ってくれる方たちいますもん。」
JH「だよね〜、これは戦いだ。」
尊敬する、そして敬愛するヒョンたちの
新曲の動画の配信日。
Aと一緒に見ようと約束してた。
流れる曲に身体が自然に動く。
やっぱヒョンたちは凄い。
「・・・凄い耳に残る。」
JH「な〜에라 모르겠다♪」
「ジヨンオッパはすごい、本当に。」
細かい音まで聞いてるのかAは真剣な顔をしてる。
楽しんで音楽を聴くよりも先に
どうなってるのか分析してるみたいだ。
LAST DANCEが流れだすと、
Aは静かに泣いてた。
「別れ」の曲。
確かに悲しい、歌詞だ。
けど、何かがAと共感してる。
それこそ俺たちが触れられない場所。
「너에게 돌아갈 거야。」
歌詞を反芻してる。
その呟く声は消えそうだった。
JH「・・・A？」
「ホソクオッパ。
ジヨンオッパってすごいですね。」
JH「うん。ヒョンは最高にすごいよ。」
「ネ。・・・また背中押されちゃった。」
涙で潤んでる目を細めてAは笑う。
Aの頭に手を乗せてそっと撫でる。
「戻れるなら、戻りたい。
でも、無理なこと十分理解してる。
してるはずなのに、期待しちゃう。
どうしてこんなにもパボなんだろう。」
どこにも行かないで。
そう言いたいのに、言えなかった。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年4月20日 22時
