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渡されたメモ用紙。
それは何かの切れ端ではなくて、
可愛らしい柄が入ってる。
書かれている文字も走り書きじゃなくて
丸みがあって綺麗に書かれてる。
JK(これをどうしろっていうんだ。)
直接渡されて断れなかった。
想定外だった。
ああゆうのはテヒョンイヒョンの得意分野。
誰ともある程度仲良くなるっていうやつ。
TH「グク〜？」
JK「ヒョン。」
TH「なに難しい顔してるの？」
JK「・・・これをどうしようかと。」
TH「なにこれ・・・連絡先？
うわ、グクってやっぱモテるね。」
JK「モテなくていいです。迷惑なんで。」
JM「それってすごい数のナムジャを敵にまわすよ。笑」
TH「俺はもっとモテるからね。ひひ。笑」
JK「ヒョンにあげます。」
JM「それはだめじゃない？
グクが貰ったんだし。」
TH「連絡しなくても登録だけしたら？」
JK「・・・・・それもどーかと。」
嫌なの？って聞かれる。
だってそんなに仲良くもないし。
連絡をとる予定もないし。
必要なくない？
JM「まあ、グクにはAがいるから。」
TH「それもそっか。」
JK「・・・Aは関係ないです。」
ヒョン達も最近よく声をかけられてる。
有名になった途端の手の返し用ってすごい。
最近の話題のひとつだ。
特に人気なのはテヒョンイヒョン。
つぎにジミンヒョン。
俺は・・・いつも逃げてるから。
今まで無事でいたのに。
彼女はなんか押しが強いというか。
最初からオッパって呼ばれるし。
距離が近いのも気になる。
JK「マネヒョンに渡します。」
JM「・・・それがいいかもね。」
TH「え〜、友達にでもなればいいじゃん。」
JK「ヒョン、この前男女に友情なんてないって
言ってませんでしたっけ？」
JM「あー言ってたかも。笑」
TH「そんなこと言った？言ったかな。」
力説してたくせに忘れてる。
これだから四次元ヒョンは・・・。
たしかドラマを見てて、こんなの現実にはないって。
いきなり言い張ってたのに。
でもなんとなくそれに共感したんだ。
Aのことだってそう。
最初は後輩ってしか思ってなかった。
それが趣味の合う友達って思うようになって。
そして、今は守りたい大切な人だ。
その先があるのだろうか。
いつか違う感情になるんだろうか。
そんなパボなこと考えるくらい。
俺の頭の中にAはいっぱいいる。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年4月20日 22時
