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なにか言いたそうなユンギ君を
迎えに来たマネージャーさんが連れて行った。
すごい離れたくないって言い張ってる
テヒョン君もアイリーンオンニと別れて
猫のように首を捕まえられて去って行った。
「ふふ、可愛い。」
「オンニ、心の声漏れてる。」
「まあ、ここにはAしかいないからいいかな。」
「テヒョン君とは？」
「う〜ん、今はこの関係のままがいいかな。」
「オンニはそれでいいの？」
「お互いにまだ最初の目標に届いてないし、
メンバーたちのほうが大事よ。」
そう言ってテヒョン君が去って行った方を
眺めているオンニは微笑んでる。
オンニは母性本能がある。
ジョイとかにオンマって呼ばれてるみたい。
オンマじゃなくてオンニでしょって言う時の
オンニの顔は凄く優しい目をしてる。
.
.
.
「あの、、、Aヌナ？」
「！！！」
「え。」
誰も居ないと思っていたのに聞こえて来たのは
私の名前を呼ぶ声だった。
オンニと一緒に驚いて振り返ると男の人がいた。
その少し後ろにこちらをうかがっている３人がいる。
「A知ってる子？」
「・・・・・。」
オンニの言葉に記憶を探る。
私に知り合いは限りなく少ない。
そもそも人と関りをもってこなかった。
だから同年代の人たちは最近できた繋がりが多い。
「・・・・・。」
「ヌナは・・覚えてない？
前に一緒にピアノ弾いたんだけど。」
「！！！」
自信なさそうに下を向く視線。
それに一瞬フラッシュバックする。
「俺の名前は…。」
「・・・ゆんちゃん。」
「！！！、、覚えてる？」
「うん、、思い出した。」
小さい頃ピアノを習っていて、
ソウルであるコンサートを観にいった。
そこでホールに置いてあるピアノを弾いている
一人の男の子と出会ったんだ。
「よかった。Aヌナはピアノ辞めちゃったの？
あれから姿みないから寂しかったよ。」
「うん、、ピアノ辞めちゃったの。」
「そっか、でも今はまた音楽やってるんだよね？」
「・・・・うん。」
「BUNNYってAヌナでしょ？
見たとき一瞬でヌナだって思ったんだ。」
「わかったの？」
「うん。俺ヌナのこと好きだし。」
ヌナの音また聞けるって嬉しい。
とゆんちゃんは言っている、、けど。
その言葉に面を食らってると
同じく驚いてるアイリーンオンニと、
冷やかしている３人の姿が見えた。
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作者名：V.V． | 作成日時：2018年6月18日 0時
