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「う〜ん、友達と来てねって言ったけど、
野郎を呼んじゃあ、だめじゃん。」
そういって大きな口で笑っている
スンヒョンさん。
BIGBANG先輩のTOPさん。
その後ろで誰〜って騒いでるスンリさん。
憧れの人を目の前にしてさっきまで饒舌に喋っていた
ユンギ君は固まってしまっている。
「ステージ凄かったです。」
「あ、無視なの？笑
そう、かっこよかった？」
「はい。素敵でした。
なんの機材つかってるのか気になります。」
「えー、そこ？！
オッパがかっこよかったって言ってよ。」
「・・・・先輩、かっこよかったです。」
「ブっ！！！」
特徴的な声で大笑いしだしたスンリさん。
そのスンリさんをスンヒョンさんはあっち行けという。
「ヒョン、この子面白い！」
「お前は関係ないだろ。」
「えー、だってヒョン今日ウキウキしてたの
この子が来るからだったんでしょ？」
「そんなことない。」
「いやーデソニヒョンも言ってたもん。
今日のタプヒョン調子いいって。」
はいはい、さっさと行け。
そう言ってまだ何か言ってるスンリさんをドアの中に押し込む。
そしてスンヒョンさんは向き直してにこりとする。
「SMエンタの子だよね。」
「はい、、Red Velvetのアイリーンです。」
「はいはい！先輩すごくかっこよかったです！
防弾少年団のVことテヒョンです！！」
「同じく防弾少年団のシュガです。」
「元気がいいねぇ〜。」
「ヒョン達がロールモデルなんです！」
「テヒョナ、ヒョンって。」
「あ、いいよいいよ、ヒョンで。
君はオッパって呼んでね。」
「ネ！タプヒョン！」
スンヒョンさんにテヒョン君が駆け寄る。
テヒョン君ってコミュ力すごい。
私とは正反対。
「ヒョンに握手してもらっちゃった！」
「ふふ、良かったわね。」
そんな風に話しているテヒョン君とアイリーンオンニ。
「ね、Aちゃん。」
「はい。」
「彼はボーイフレンド？」
「「は？！」」
声が揃ってユンギ君と顔を見合わせる。
「ふ〜ん、その様子じゃ違うのか。
ふふ、じゃあオッパも頑張るね。」
はい、と言って渡された小さな箱。
俺もう行かなきゃならないんだ。
また今度ね。
そう言ってスンヒョンさんは去って行く。
「なに、貰ったんだよ。」
「・・・・。」
ユンギ君が不機嫌そうに聞いてくる。
小さな箱を開けるとリップが入っていた。
それをみてユンギ君は小さく舌打ちした。
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作者名：V.V． | 作成日時：2018年6月18日 0時
