山田先輩と私 〜第三章〜

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『待って、待って』






肩に両手を置いて、私のキスを制止する裕貴くん






『さっきの話聞いてた！？』

「？」

『我慢してるって話。』

「今日はしないって決意？」

『そう！』

「なんでしないの？」

『初めて部屋に呼んでそんながっついたらカッコ悪いし。なんか失礼だし？』

「失礼、、？」

『うん。Aは慣れてないし、大事にしたいし。』

「、、、いっぱいして、大事にして？」






我ながらぶっ飛んだこと言ったなあと思ったけど
ほんとにそうしてほしかった
目の前にいる裕貴くんと、恋人って実感したい






『Aちゃん。そういうこと言うとね、男ってどんどん調子に乗んの。』

「、、？」

『とりあえず、もう寝よっか。朝になる』

「うん、、。明日は何時なの？」

『10時に迎え来る。』

「え、意外と早い」

『大丈夫、2時間寝れれば働けるから』

「えええ、、、」






裕貴くんに手をひかれて、ベッドに向かう
私が横になると、布団をそっとかけてくれた
お姫様になった気分、、、






『明日は？仕事？』

「ううん、休み」

『あさっては？』

「8時から」

『、、じゃあ、明日はうちにいたら？22時ぐらいには帰ってこれるからさ』

「え、でも、なにも持ってきてないし」

『着替えはほんとクローゼットかタンスからなんでも出して着て？』

「ご、ごはんとか、、」

『宅配なんでも頼んで。お金置いてくから。』

「だめだよ！」

『いーから。いてほしいの。だめ？』

「うーん、、、わかった。」

『あれ、パンツは？』

「洗面所で手洗いさせて頂きました、、。」

『え、今はいてないの？』

「うん。」


『マジか、、、』






裕貴くんはそうつぶやくと、枕に顔を埋めた






「ゆ、裕貴くん？ごめん、汚いよね」

『いや、、いや』





顔をこっちに向き直すと、
裕貴くんの頬が赤くなってた

大きめの枕で、至近距離で見つめ合う






『、、、俺、起きたら神になってるかも』

「なんの？」

『禁欲の神』

「ぶっ笑」

『吹き出された笑』

「ごめん、つばが飛んだ、、」

『もっと飛ばして』

「変態！」

『変態だよ？A、変態と付き合ってんだよ？』

「なにそれ笑」






可笑しくて笑ってると、
ふいに裕貴くんの右腕がTシャツのすそから入ってきた

最中をさすられ、そのまま下へ伸び、太ももをさすられる





「ん、、裕貴くん、、」

『はあ、、、これで我慢する。』





ぎゃ、逆に私が無理、、、！！！

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