山田先輩と私 〜第三章〜

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「こんばんは〜。久しぶりだねぇ。」







、、、いま、私の目の前には、


吉沢亮がいる。







「あ、おすすめのカクテルもらえるかな？」

「かしこまりました。」






カウンターで頬杖をつく、吉沢亮
いや、、顔、、綺麗すぎない？？？






「Aちゃんだよね？」

「はい。Aです。」

「あ、なんか前より手付きがプロだね。」

「そんなことないですよ！」





めちゃくちゃ緊張する！！！
とりあえず甘めのを作った、、
吉沢亮さんのお顔がとても甘いから。
なんて、言えないけど


「お待たせ致しました。」

「ありがとう。」


吉沢さんが来るのは、私と裕貴くんか付き合うきっかけになったあの日以来
お礼を言いたいけど、、知ってるのかわからないから言えないよなあ、、


「山田くんとはどーお？」

「！」

「聞いてるよ。付き合ってるんだよね？」

「は、はい」

「山田くんね、Aちゃんと付き合ってから明るくなったよ。」

「え、、前から明るくないですか？」

「うーん、そうだねぇ。でもね、違うの、本当の意味で明るくなったよ、きっと。」

「へぇ、、、」

「よろしくね。山田くんのこと。」

「はい！」






明るくなった、、、？
全然ピンとこない、裕貴くんはいつも明るくて
太陽みたいな人だと思ってたから







「ここさ、いい男いっぱい来るでしょ。」

「いや、、吉沢亮さんに言われるとなんだか、、」

「んー？」

「吉沢亮さんが一番いい男なんじゃないですか？」

「フルネームやめよ？笑」

「すみません、、笑」

「まあなんでもいいけどね。気をつけてね、世の中悪いやつもいるからさ？」

「はい、、大丈夫です！」

「はは、大丈夫じゃなさそー笑」

「えー笑」

「そろそろかな、、、あ、来た」






吉沢さんが振り返った先に
なんだか見覚えのあるシルエットの人

デニムのジャケットに、黒のストレートパンツ
背が高くて、いかにもイケメン風な、、、？

マスクを外したその人は、






、、、裕貴くん！！！？






『ごめん遅くなった、』

「いやいーよー、可愛い子とサシで話せたし。」

『おい！！』







裕貴くんは吉沢さんの横に座ると、
私を向いて、ニコッとしてこう言った








『来ちゃった。』

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