10-我慢できない ページ10
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アクセサリーなんかいらないと思っていたけど、お店で沢山のものを見てしまえば、女子としてテンションが上がらないはずもなかった。
全く、女ってのは単純な生き物である。
「すごい……」
キャプテンが楽しげな私を見てフッと笑う。
そして「良いもん見つかったか」と言う。
「あっえと、その、……これとか」
人に自分の趣味を晒すのはちょっぴり恥ずかしいけど、勇気を出して気に入ったものを指差す。
私が気に入ったのはネックレスだ。
ゴールドのチェーンにハートの飾りがついている。
ハートの海賊団にぴったりじゃないかな。
するとキャプテンはそれを確認するなり「わかった」と手に取り、お会計に向かう。いやいやそういうつもりじゃないとすぐに彼を追いかける。
「い、いえいえ！別に買ってもらおうとかそんなつもりではなくて！」
「これがいいんだろ。なら買ってく」
「え、キャプテンが使うんですか？」
キャプテンは刀の柄で私の頭を小突く。
いたっ。
ジョークだったんだけどなあ。
結局、キャプテンに可愛いネックレスをお買い上げしてもらって。お店の外に出ると「ほらよ」と押し付けられる。
手の中にあるそれを見ると頬が緩む。
いらないとは思ってたけど、やっぱり手に入ると嬉しいものだなあ。
「……ありがとうございます」
何よりキャプテンにプレゼントしてもらったことが嬉しい。
「早速つけてもいいですか？」
「あァ」
高ぶったテンションのまま、下ろしていた髪を上げてネックレスをつけようする。
が、後ろが見えないので上手く付けられない。
「ん、あれ？」と手こずる私を見兼ねて、キャプテンが「貸せ」と私の後ろに立つ。キャプテンにやらせるなんて笑止万全だが、素直にお言葉に甘えることにする。
「すみません、お願いします……」
彼にネックレスを託す。
キャプテンなら器用だし、すぐに付けてくれるだろう。
ふわっとキャプテンの手が私の髪を浮かせる。
「…」
そしてそのまま時間が流れること数秒。
中々動く気配がないので不審に思い、振り向こうとした刹那。
肩に重みを感じた。
キャプテンがこっちに寄りかかり、私の肩に顔を埋めている。
後ろから軽く抱き締められているような体制に鼓動が速くなる。
「きゃ、キャプテン……？」
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レン - 控えめにいうと 最高です！！！キャプテンかっこいい〜！！！！！！面白いお話をありがとうございます！ (5月26日 18時) (
レス) @page18 id: cf64940c6f (このIDを非表示/違反報告)
リコ - …最高っっっっっっっ！！ぱぅちさん天才です！きゅんきゅんしすぎて眠れないよ！(いい方で) (2023年4月11日 19時) (レス) @page17 id: 40f15e1de2 (このIDを非表示/違反報告)
リコ - もう私がキャプテンに惚れちゃいますよ！そんな尊いことするから！ (2023年3月13日 17時) (レス) @page16 id: a5d487abc0 (このIDを非表示/違反報告)
くろいるか - や、もう、、、最高！！！！！！ (2022年9月5日 16時) (レス) @page18 id: f6d4c6aa85 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - とにかく、最高でした！もうね、ホントに。こう…、いろいろ最高だったんですよ！面白いお話をありがとうございました！ (2022年4月6日 15時) (レス) @page18 id: 3fe1782e85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぅち
| 作成日時：2019年10月14日 16時
