Round9 ページ10
A「横山先輩…」
すぐ隣にいるAが、耳がくすぐったくなるような
声で横山に縋り付く。
横山「んやねん」
A「私、先輩のことが好きでした」
横山「知っとるよ」
A「理由は知ってますか?」
Aは勇気を出して横山の手を握る。
振り払われることなく、その手は無気力にただ
そのままだった。
A「…私ね、地味で大人しかったからよく
不良に絡まれたんですよ………」
ー高校生時代
A「すみません。お金なんて持ってないんです」
不良「えぇから出せや。お前がえぇとこのお嬢様
っつーことぐらい知ってんねんぞ」
A「そう言われましても…」
ぎゃんぎゃんうるさい不良から逃げようとするも
腕を掴まれて離さない上に、さらに仲間が2人
やってきてAの鞄や体を触り始める。
A「やめてください…‼」
そのとき、
横山「ウチの生徒になにしとんねん」
不良「誰やお前」
その突然現れた男はガンを飛ばす不良の胸ぐらを
掴み、冷たくて鋭い視線で睨みつける。
横山「横山裕や。そのくらい覚えとけ」
不良「横…山……。やばっ、帰んで」
横山の名前を聞いただけで、顔色を変えて立ち去る
不良たち。
A「…ありがとうございました」
横山「礼なんていらんわ。
今度から気ぃつけ。…あぁ、俺の彼女とか名乗っとけば
手ぇだす馬鹿はおらんやろ。それじゃ」
学ランをなびかせて颯爽とその場を離れようとする。
A「…せ、せめてお名前を…」
横山「今言ったやんか」
A「あ」
そんなあなたに惚れたあの日。
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愛菜 - 13の【雷でも落ちたんなかな…?】→「な」一つ多い気が… (2014年8月20日 0時) (レス) id: 99a29e3e26 (このIDを非表示/違反報告)
あず。(プロフ) - よかまヤンキー、好きですっ! (2014年7月27日 9時) (レス) id: fd4864b324 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - ゾン∞さんの作品すきです!頑張ってください!(´∀`*) (2014年7月25日 22時) (レス) id: c0b1bd215f (このIDを非表示/違反報告)
賀来宮侯多(プロフ) - よかぁぁぁぁぁまあああああ (2014年7月24日 14時) (レス) id: 3e017224e4 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ∞(プロフ) - なんかおもしろそー!!と思ってみてみたらゾンさんでした、笑 横山さん大好きなんで楽しみにしてますねー! (2014年7月23日 22時) (レス) id: 6a635343b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゾン∞ | 作成日時:2014年7月23日 19時