㉗ ページ5
「てか思ったんですけど、あともう1人居ない気がするんですが、鶴丸国永はどこに行った?」
鶴「よっ、俺はここだぜ?やーっと気付いてくれたか」
声がする方に振り向けば他の審神者が座る所にちゃっかりと座ってニコニコ笑顔でひらひらと手を振っている。なんだか隣の人は少し顔付きがかたい気もするが…
「君…何してるの。そんな所に座ってたら迷惑でしょうよ」
鶴「うん?まぁ、ブチギレ一期一振を見学していた所だな。いやぁー随分と冷えた顔付きをしてるもんだからお隣さんの息を飲む音がしてな。うんうん、あれはちと人間にとっちゃあ怖いな」
「近くにいたなら止めてくれ?ほらぁここにも兄弟がいるんだから変な印象与えちゃうじゃん!極の一期一振に悪いイメージつけたくないんだけど」
一期「うちの者が御無礼を。先程もご迷惑かけたばかりで申し訳御座いませぬ」
「え?さっきってあの吹っ飛ばされたやつ?アレねーウチもブチギレそうになったわ。あんの大太刀、ボロッボロにしやがって…痛くなかった?」
一期「大した傷ではありませぬ。今は治っていますし」
「良かった。好きな人が傷付く姿みたくないもんね」
一期「………あるじ。今なんと?好きと言いましたかな」
「うん?言った…けど」
一期「…あるじっ…!やっと、やっと私の事を好きと言ってくれましたねっ!?他のには好き好き言って全然言ってくれず悲しかったんですよ!」
「あ、え?あれぇ?す、好きって言わなかったっけ?」
一期「言われてないです!!貴女の夢を叶えただけなんですよ!!」
ピタッと固まった一期ががっしりと両肩を掴んできて勢いよく言われるもんだから僅かに視線を逸らしながら苦笑いで返すと途端にすんっと表情をなくし、次にはにこーっとなにか企んでそうな笑顔を浮かべる
一期「主。私の顔をちゃんと見てもう一度言ってください」
「え、や…んむぅ!?」
一期「嫌じゃないです。ほら、もう一度」
「ひゃんでひゃおをふかむほ(なんで顔を掴むの)!」
一期「そんなの逃がさない為に決まっているではありませんか。さぁ、はやく」
鶴「主ーやらなきゃコイツは離さんぞ」
「むぁあ!ほっぺたムニムニするなぁ!変になるだろ!」
一期「は や く」
「ったくもぉー…一期、大好きです。はい、これでいい?」
一期「んふふ♡はい、私も主が大好きです♡」
にぱあっと明るい表情で桜を散らしながらむぎゅうっ♡と強めに抱き着いてくる男に呻き声が出てバシバシと叩くが全く効いちゃいない
61人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪女 - 更新楽しみにしてます(●︎´▽︎`●︎) (8月3日 0時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
オト(プロフ) - 神威琉璃さん» わ、わぁ!!コメントしてくださった事今気付きました(汗)有難うございます!ちまちま更新ですが最後まで読んでくれたら嬉しいです (7月31日 1時) (レス) id: 9dd06cb5a0 (このIDを非表示/違反報告)
神威琉璃(プロフ) - 初めまして!とうらぶの小説が読みたくて探していた時にこのお話に出会いました。皆とのわちゃわちゃが愛おしすぎてこのまま本丸にいて欲しいくらいですが帰ってしまう時が来るんですよね。一人一人思い出を振り返る様なシーンが好きです。涙腺が…最後まで応援してます (6月12日 0時) (レス) @page36 id: 85bbca1f9f (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 凄い事になってる…… (5月17日 17時) (レス) @page32 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
オト(プロフ) - にゃーちゃんさん» 2人目のコメント!!ありがとうございます!!すみません…今まさに冬の連隊戦周回の為更新激遅になります…… (2022年12月23日 23時) (レス) id: aed5805aa2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ