モビーの過去 ページ10
イ「ふっ。そうだな、俺も会って欲しかった。」
あ、イゾウさん…
とても悲しそうな目をしています…
いつものように頬を撫で、口にキスを落として…
なんでこの人は…こんなに悲しい顔をしているのに色っぽいのでしょうか…
「っっ！！((ｶｧｧッ!!))////」
イ「A？」
「あ、いえ！なんでもありません…あ、あの。もう寝ましょ？明日も早いですし！」
イ「？？あぁ。」
もう！！私ったら何を考えているんでしょう！！
早いとこ寝ちゃいましょう！！
ーー
「なんですか…これ。」
朝、目が覚めたら私はなぜか鎖でぐるぐる巻にされて捕らえられていました。
てっきり敵に捕まったのかと思えば、ここはモビーで変わりありません。
唯一変わりあるとすれば…
「見たことのない船員さんばかりですね。パラレルワールドにでも飛んだのでしょうか？」
そう。今、現在進行形で武器を向けてくるこの方達。
船員なのでしょうが、まったく見覚えのない方ばかりです。
船「お前！！何者だ！！どこからきた！！」
「何者だって、久しぶりに聞かれましたね。皆さんこそどうしたんです？悪酔いですか？」
船2「悪酔いだと！？もし酔ってんならそれはお前だろ！！ここをどこだか分かってねぇのか！！」
「白ひげ海賊団ですよね？私、ずっとここにいたのですが…ふむ。やはり見覚えのない方ばかりです…」
ギャイギャイ！！キーキー！！
と物凄い警戒心で罵倒してくるこの船員さん達。
誰か話しの通じる人はいないんでしょうか？
マ「なにしてんだよい？」
「よい？て事はマルコ？？」
船「あ！！マルコ聞いてくれよ！！今変な女が突然現れたんだ！！」
マ「変な女？どんな奴なんだ？」
「あ、マル…コ？？？若返りすぎでは…」
まだ熟れていないパイナップル。
威厳もなにもない本当に鼻ったれ小僧！って感じですね。
どういう事でしょう？
白「なにしてんだ、お前ら」
マ「オヤジ！変な女が突然現れたんだと。でもかなりの美人だぜ！」
「え？オヤジさん？？？どうしたんですその髪。ズラですか？」
白「なんだぁてめぇ。俺はお前なんか知らねぇぞ」
あー。なるほど。
これはどうやら過去に来たようです。
いや、なんでですか…
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年6月16日 7時
