撃退 ページ10
イ「お前、死ぬ覚悟はあんだよな。」
シャ「イゾウ!!」
これは、ヤバいですね。
ここでイゾウさんを怒らせて発砲させ、攻撃するいい言い訳にするつもりでしょう。
エースもお怒り限界なようですし…
潮時です。
「イゾウさん。」
イ「A?」
仰け反って見たイゾウさんの目は瞳孔が開いていて、額に血管が浮き出ています。
「冷静さを、かかないで。」
イ「!?」
「戦場では誰がいつ、どうなるか分かりません。だから…冷静さをかいては守れるものも守れなくなる。」
イ「…あぁ。」
「クス、大丈夫です。私はイゾウさんの元へ帰ります。大好きですよ。…エース!」
エ「なんだよ?」
「よく耐えました。すばらしい成長ですね。さすがは私の訓練に耐えるだけある。」
エ「なっ!?なんだよ突然!!」
「ふふ、褒めてるんです。っアゥ!!」
イ/エ「「A!!」」
もう!話してる途中でいきなり首を戻されては脊髄がやられます!!
変な声出たじゃないですか!!
ド「男にイジられながら他の男に大好きたぁ…。ヤリてぇ盛りなのか?Aちゃんよぉ」
「怒らないで下さいな、ドフラミンゴさん。」
ド「妬いちゃうねぇ。こんな状況でも他の男を気にかけるなんてよ。」
「ふふ、そうですか。では、これはお詫びです。」
ド「あぁ?(チュッ)!?」
チュッチュゥッと音を立て、深く深くキスをする私。
ドフラミンゴさんは口角を上げて私の体を抱きしめ応えてくれています。
イ「A…?」
「(もう少し…よし。)チュゥ…」
ド「っ!!?(ゴックン)<<バッ!!>>」
いきなり私から勢いよく離れるドフラミンゴさん。
「あら、このお詫びはお気に召しませんでした?」
ド「フ、フフフ…A、てめぇ今何を飲ませた?」
何をって、そりゃぁ…
「痺れ薬です。結構強い薬で即効性が高いので、もうビリビリきてるんじゃありません?」
ド「…いつの間に仕込みやがった?」
「クス、それは企業秘密です。」
パチンッパチンッ!!
と音を鳴らし、弱った糸を切っていけば体は自由になりました。
「さ、どうします?この状況下で逃げるなら今ですよ?」
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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月14日 5時