お呼び出しの理由 ページ32
ス「……。」
白「だがおめぇもすぐ斬りかかるのはよくねぇなぁ。妹守りてぇなら冷静さをかいちゃいけねぇ。」
ス「んだとぉ？てめぇに言われる筋合いねぇぇぞ」
白「何言ってやがる。実際おめぇの行動のせいでAは今死にかけてんだろ。アイツも無茶しやがる。」
ジィっと、迫力のある目で見下ろし対峙する白ひげ。
スクアーロも怒りを隠さずジロリと睨みあげていた。
ル「そんな事より！私達を呼んだ理由はなにかしらん？」
白「ふっ、鼻っタレがぁ生き急ぎやがるんじゃねぇ。」
ス「誰が鼻っタレだ！？((ポスッ))あ゛、なんだこりゃぁ。」
白「そいつぁAにも見せたやつだ。アイツはこれをお前らに報告しようとしてたんだろ。」
ル「あら、なぁにこれ。Giotto？え、Giottoってこれ、この写真！！」
ス「...。間違いねぇ。ボンゴレプリーモ、ボンゴレの創設者だぁ。なんでてめぇがこんなもん持ってやがる。」
白「ジョット。そいつも俺の船の船員だったんだぁ。変わった奴だった。全てを見透かしたような目をした奴でなぁ。」
ス「ﾍﾟﾗｯ、ﾍﾟﾗｯ)。。信じられねぇな。これが本当にプリーモの日記だとして、時間軸が違いすぎる」
スクアーロは日記をめくり、その内容に目を通す。
ルッスーリアは横で写真を見ていた。
白「グララ、Aと同じ事言うじゃねぇか。ジョットはこうも言っていた。”そう遠くないうちに俺と似た境遇の奴がくるだろう。その時はよろしく頼む”とな。」
ス「どういう事だぁ。それぁつまり、Aがくる事を分かってたって事じゃねぇか」
白「誰が来るかなんて奴ぁ言ってなかった。だが、本当にアイツと同じく違う世界の人間が現れた。」
ス「フンッ。だからAはてめぇの海賊団に入ってGiottoと自分の経緯の関係や帰える方法を探してるって事かぁ？」
パタンッと日記を閉じルッスーリアに渡すスクアーロ。
そこまで話せば白ひげはまた大きく笑った。
白「さすがAの兄貴だなぁ。情報の理解がはえぇじゃねぇか。」
ス「ゔおぉい、俺を誰だと思ってる。」
ニッと自慢げに笑うスクアーロ。
ス「そういう事ならAをこの船に置いてやっても構わねぇ。ただしここにいてもヴァリアーの任務は行ってもらう。」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年6月1日 21時
