どこの隊？ ページ14
「これはこれは…圧巻ですね。」
私は今、マルコさんに呼ばれ隊長会に顔を出しています。
そこには隊長になりたてのエースさんがニッと笑って立っていました。
「それで、なんのご用でしょう？」
白「グラララ。そんな嫌そうな顔すんじゃねぇA。今お前をどこの隊に入れるか話してんだ。」
「面倒事かと思いまして。どこの隊なんて希望、通るんですか？」
マ「本来なら通らねぇよい。でも今回は別だ。」
「と、申しますと？」
イ「お前さんを取り合って話が中々決まらないんでな。本人に決めてもらおうってなったんだ。」
「決まらないって、いつからですか？」
サ「Aを勧誘した時から」
「…はぁ。二ヶ月もの間、同じ議論を？」
エ「だってA強ぇし。即戦力だろ？頭いいし。」
そう、この二ヶ月間私は色々な隊のお手伝いをしてきました。
エースさんは書類が苦手なようで溜め込みがちなのを手伝ったり、そのせいで遅れたマルコさんの仕事を手伝ったり。
イゾウさんにはクルーに訓練をして欲しいと言われその相手をしたり。
サッチさんと朝食準備をしたりとちょろちょろ動き回っていたのですが。
サ「頼むAちゃん！四番隊きてくれ！！人が足りないんだ！！」
エ「ズリィってサッチ！！A！俺んとこ来いよ！暴れ放題だぜ？」
マ「エース、お前は書類やってほしいだけだろい。A、一番隊は落ち着きのあるやつらばっかだ。他の隊より疲れねぇよい」
イ「それをいうなら十六番隊もだな。A、一緒に仕事してくれねぇか？」
「は、はぁ。猛烈なアプローチですね、皆さん。」
白「グラララララ！よかったじゃねぇかA！皆おめぇの力を見込んでんだ」
「厄介事を押し付けられてるだけのような気がしますが？」
さて。困りました。
エースさんの隊は却下として(うるさそうですし。)
他はどうしましょう？
「とりあえずエースさんとこは却下です」
エ「なんでだよ！？」
「うるさそうなので。」
エ「そんな事ねぇって！」
「すでにうるさいじゃないですか。」
エ「うぐっ」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年6月1日 21時
