楽しそうですね！ ページ35
「ベル様、おはようございます。朝ですよ。ってあれ？」
朝、いつもの様にベル様を起こすためベットを覗けばすでに誰もいませんでした。
「もう起きられているのでしょうか？」
ベル様が先に起きられるとは…
それほど今日連れて行ってくださる場所は良い所なのですかね？
べ「よっ！A！」ギュッ！
「ぅきゃぁっ！！」
べ「しっしし！寝顔ちょー可愛いんだなお前！」
うっ///
朝から抱きついて何を言うのかと思えばっ！！
「ベル様！！何をおっしゃいますか！！」
べ「本当の事じゃん♪ていうか今日は出かけるのになんで使用人の服装なんだよ？」
「え？だって私これ以外持っていませんし。」
べ「はぁ！？マジで言ってんのかよ！？」
「え？はい。」
べ「話になんねー。ちょっと予定変更ー。」
え？え？
なんだか少し怒ってらっしゃいます？？
べ「お前の服見に行くから。先に街に行くぞ」
「服なんてそんな！私は給仕用の服があればそれでよいですベル様！」
べ「ダメ。王子とのデートでその服ナシ。」
「デート！？」
べ「当たり前じゃん。二人で出かけるんだからデートだろ。」
「も、申し訳ありません///…お洋服、可愛いものを選びますね//」
べ「ししし♪」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ベル様！これはいかがです？」
べ「へーいいじゃん。じゃーそれも。」
試着室から出て気に入った服を着てみてはベル様に見せる。
それを繰り返して半日が経ってしまいました。
「結構な数になってしまいました…」
べ「そーでもなくね？A一着も持ってなかったんだから全然よゆーだろ。」
「そ、そうですね。(着る機会あるかな？)ベル様！そろそろ目的地に向かいませんか？」
荷物運搬用の車を別に呼び、買ったものは全てヴァリアー邸まで運んでもらいました。
べ「今からかー。ま、いっか。泊まりだし」
「…」
泊まり？
とはつまり
外泊？？？
「ベル様！！！」
べ「うわっ、なんだよ？」
「私何も聞いてませんよ！？」
べ「だって言ってねーし。言っただろ当日まで秘密って♪」
「ですが…私何も準備が…」
べ「それは他の使用人にやらせたって。つー事でA、今から目隠しね。」
目隠し！？
そんなに秘密にしたい場所なんですか？
べ「王子が特別に運んでやるから♪」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年7月5日 1時
