ヴァリアー低へ ページ24
ジ「…Aが帰って来ない？」
使用人から聞いた一言。
いつも通り買い物に出てそれっきりだと。
ジ「まさか今夜の事が嫌で逃げ出したとか？」
いや、Aに限ってそれはない。
拾ってやった事にすげー恩を感じてたから。
ジ「…だとしたら攫われた？」
いつもの店で買い物して帰る所までは店の男も見てるらしい。
じゃぁそれより後か。
ジ「王子の使用人攫うとか♪どこのどいつだよ♪」
見つけ出して八つ裂きにしてやる。
ーー
「あ、あの…ベル様」
べ「んー？」
「離して、いただけませんか？」
まさかの専用ジェット機で来ていたベル様。
手足を縛られ私はベル様のお膝にスッポリと収められています。
べ「ダメー。他の男に抱かれようとした罰♪」
「そんな…」
私は嬉しいですが…
ちょっと恥ずかしい…
べ「そろそろヴァリアーの屋敷見えてくるぜ」
「結構早い到着ですね」
べ「着いたらまずお前の部屋な。俺の横でキープしてるから♪」
「横！？それはまたとても近いのですね(笑)」
べ「王子の使用人だから当たり前だろ♪」
ベル様すごく嬉しそう…
「…くす。ベル様」
べ「あー？」
「ありがとうございます、大好きです(ニコッ)」
べ「っっ！？/////」
「ベル様？」
べ「なんでもねー。///ほら行くぞA」
「はい！これからよろしくお願いします、ベル様」
べ「今度はどこにもやらないから。ずっと俺の側にいろよ」
「はい//ずっと貴方様にお仕えいたします…///」
ーー
「広い…ベル様、疲れてしまわれます。私を下ろして下さい」
べ「ダメだって言ってんだろ。お前は俺にだかれてればいいの」
「ですが…」
まだ手足を縛られている私は、ベル様に抱っこされながら御屋敷の中を移動しています。
それにしても広い御屋敷です。
これではベル様が疲れてしまいます
「ベル様」
べ「お前本当にメシ食ってんのかよ？ビビる程軽いんだけど」
「食べてます！3食キッチリ！」
べ「あっそ」
ス「あ゛？ベルじゃねぇか。なんだその女結局連れてきたのかよ」
「スクアーロ様！ご無沙汰しております、以前はとんだ失礼を…」
ス「あぁ、んな事もう気にしてねぇ」
「まぁ…とても心の広いお方なんですね。これからどうぞよろしくお願い致します(ニコッ)」
ス「…ベルには勿体ねぇ使用人だな。」
べ「近づくなしカスザメ。コイツは俺の。横取りしよーとしたらお前でも殺すから」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年7月5日 1時
