ベル様と私 ページ14
看「あら！ベル坊ちゃん今日もきたの？」
べ「まぁーな。暇だし、王子やっさしーから」
今日はジルの奴は家庭教師に捕まってて来れねぇ。
ざまーみろじゃん！ししし！
ーガラガラガラ
べ「おーいA」
「スー…スー」
あれから。
二週間目の今日、Aの呼吸もだいぶ落ち着いてきてもう症状はいいらしい。
べ「なのにまだ起きねーの。クビにしちゃおーかな。」
暇だし本でも読んでよー。
ーー
「ん…ｹﾎｯ、ｹﾎｯ…ここ…どこ？」
頭がボンヤリします…
この嗅ぎなれた匂い…
病院？なんで？なにがあったの？
べ「…A？」
「ｹﾎｯ…ｹﾎｯ…？？べ…る、さま？」
べ「起きた！！お前やっと起きたのかよ！！」
「ｹﾎｯ、ｹﾎｯ！ｹﾎｯ！…？？？」
べ「あー、喋んなくていいぜ。また倒れたら嫌だから」
また？
私もしかして御屋敷で倒れて？
べ「でもマジでよかったー。お前寝てから一ヶ月半起きねーからもうクビにしようかって思ってた♪」
「！！？そ…それはｹﾎｯ！申し訳…ｹﾞﾎｯ!!ｹﾞﾎｯ!!」
ﾋﾞﾁｬｯ
あ…血が…
べ「おい！？血吐いてるじゃん！！本当に大丈夫なのかよ！？」
「ｹﾎｯ…わた…しより…べる、、様…」
べ「大人しくしてろ！これ王子の命令！！」
「ヒュー…ヒュー…は…ぃ」
ナースコール…
あ、もうベル様が押して下さってます
べ「Aお前体弱いなら言えよ。一ヶ月半も屋敷にいねーとかちょーつまらなかったんだけど」
「ヒュー…ヒュー…(ニコッ)」
べ「//…早く、よくなれよ。」
うっ、なんでしょう？
ベル様に頭撫でられて…
「(胸が…ドキドキします…)」
ジ「おーいA。ん？起きたのか！」
べ「騒ぐなしジル！今ナース来てAを診んだよ！！」
ジ「なんでお前にそんな事言われなくちゃなんねーの。…これ血？」
べ「Aがさっき吐いた。だから言ってんじゃん騒ぐなって。ホント頭使えよな、居残り」
ジ「カッチーン。弟のクセに生意気じゃね？」
「おふっ…おふたっ、…とmｶﾞﾊｯ!!ｹﾞﾎｯ!!ｹﾞﾎｯ!!」
あぁ喧嘩を止めようとしただけなのに
看「お二人共どいてください！先生！」
医「あぁ！Aちゃん落ち着いて。ゆっくり息を吸って、これを飲んでごらん」
「ヒューﾊｧヒューﾊｧ…(ゴク、ゴク」
ジ「A…」
べ「悪かったA」
お二人共、喧嘩をやめて下さったんですね
「ﾊｧ…ﾊｧ…」
医「よし。もう少し寝てなさいAちゃん」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年7月5日 1時
