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蛮「おいちょっと待て!!」
廊下に出た七宝の尻尾を掴みか上げ、宙ぶらりんに持ち上げる。
七「ヒィィ!オラは何も知らん!代わりにいてくれとAに頼めれただけじゃ!!」
わぁわぁと慌て出す七宝。
代わりにいてくれだぁ?と蛮骨は半ばキレ気味だ。
蛇「て事はアイツ今どこにいやがんだ?」
ほんとにお転婆なままだよ、アイツは。とため息をつく蛇骨。
蛇「お前、本当に何も知らねぇのか?」
と頭をグリグリしていれば犬夜叉が止めに入った。
犬「やめろ、お前ら。」七「犬夜叉ぁぁ!」
蛮「なんだよ犬夜叉。お前はアイツの居場所知ってんのか?」
イライラしてるのが伝わってくる。
ったくよぉー。言ってけばいいじゃねぇか。
と愚痴をこぼし、先程のAの発言を伝えた。
犬「ここを去る前に会っておきてぇ奴がいんだとよ。」
蛮「会っておきてぇ奴?」
蛇「それって誰だよ?」
うぅーん?とまたまた考える蛇骨。
犬夜叉は少し意地悪な顔をして「男かもな?」とからかっている。
蛮「男だと…?…犬夜叉。アイツのとこまで案内しろ。」
犬「あぁ??俺だって行先は知らねぇよ。」
蛮「アイツの匂いで追えんだろ?」
うっ…チッ!しょーがねぇな!といらない事を言ったと後悔する犬夜叉。
蛮骨はピリピリと苛立っていた。
蛇「蛮骨の兄貴が行くなら俺はいいや。帰ってきたら拳骨だな、Aのやつ。」
あー。ねみぃと蛇骨はAの部屋に引っ込む。
蛮「おら行くぞ、犬夜叉」
犬「俺に指図すんな」
そんなやりとりをして屯所を出るのだった。
ーーーー
「伊藤さん、私が戦国時代に行っても寂しがらないでね(笑)」
その頃Aはまだ墓石に話しかけていた。
その近くまで犬夜叉と蛮骨が来ている事にも気づいていない。
「…さて、報告も終わったし、そろそろ帰るかな。…今度はあの世で会えるといいね。伊藤さん!」
名残惜し気に立ち上がるA
ちょうどその時、蛮骨が後ろに来ていた。
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作者名:たまごやき | 作成日時:2021年10月7日 13時