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華の事件から１ヶ月。
Aは寝たきり全く起きなかった。
蛇「お前いつまで寝てんだよー…」
整った呼吸にスヤスヤと眠るA。
おぉーいと言い頬っぺをつついた。
か「ちょっ！何してるの蛇骨！」
蛇「あ？何ってAを構ってるだけだ。文句あんのかよ。」
ジロリと睨む。
しかし流石に１ヶ月一緒に行動してるだけあってそれだけでは臆さなくなっていた。
か「まだ起きてないのにそんなに頭揺らしちゃダメじゃない！もっと起きなくなるわよ！！」
ガミガミと怒るかごめ。
だぁぁうっせぇ！！さっさと起きろA！
となんとも奇妙な関係が七人隊と犬夜叉達は続いていた。
ーーピンポーン
「御免くださーい。」
ギャイギャイ騒ぐ2人の耳に若い女の声が響く。
「あのぉーAちゃんに会いにきたんですが誰もいないんですかー？」
ニッコリと重箱を持ち大きな声を張り上げる女。
志村妙だ。
新「あ、姉上！ダメですよ、そんなこと言ったら！七人隊の人達きちゃいますって！」
妙「んもぉー！なぁに、新ちゃん！七人隊ってAちゃんのお兄さん達なんでしょ？だったらちゃんと挨拶しなくちゃじゃない！！」
なんで黙ってたのよー
とニコニコ笑顔で聞いている。
その様子を蛇骨とかごめが柱の影から見ていた。
蛇「なんだ、アイツ。」
新「あ！蛇骨さん！」
怪訝な顔をする蛇骨の存在に新八が気づく。
アタフタと焦る新八を見て彼がその七人隊だと気づくお妙。
妙「あ！もしかしてAちゃんのお兄さんですか？よかったぁー！誰も出てこないからいないのかと思ってたんですぅ」
随分とお若いんですね！
と挨拶をする。
蛇「おいメガネ。なんなんだこの女。」
スっと刀に手をかける蛇骨。
新八がわぁぁ！と慌てだした時、近藤の声が響いた。
近「あれは！お妙さぁぁん！！どうしたんですかこんなところまで！まさか俺に会いに…」
妙「んなわけねぇだろゴリラ。殺すぞ。」
さっきまでのニコニコ笑顔はどこへ行ったのか。
途端に目を見開き殺気を纏うお妙。
その殺気に蛇骨は一層警戒した。
新「姉上落ち着いて！いらない誤解うんでますから！」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2021年10月7日 13時
