86 ページ36
それからバツが悪そうに犬夜叉達の所へ戻った七人隊。
犬「いいのかよ。」
蛮「あぁ。コイツに寂しい思いをさせたのも事実だ。」
悔しそうな七人隊に犬夜叉は「そうかよ。」とだけ言った。
近「あっあの！君達！！」
近藤の呼び止めに殺気を向ける。
まだ何かあんのかと睨めば意外な提案をされた。
近「その、良かったら少し休んでいかないか？…Aも治療が必要だろう。」
蛇「ふざけんじゃねぇ！誰がてめぇらの言う事なんか聞くかよ！」
蛇骨がべーっと舌をだす。
そんな姿に沖田がツッコミをいれた。
沖「いいのかい？そいつは俺達の世界の天人だ。こっちの薬の方が格段にいいのがあるってのに。」
確かに一理ある。
戦国に戻っても今のAを治療出来るかは分からなかった。
犬「てめぇらを信用しろってか？」
すると犬夜叉が1番に疑問をぶつける。
近「確かに、こんなことをしておいて信用してくれって言う方がムリだ。しかし真実を知った今、俺達が殺される道理があれどもAを殺す動機がない。」
頼む、俺達にその子を助けさせてくれ。
そう頼み今度は近藤が土下座をした。
煉「どうする？大兄貴。今のコイツを向こうに連れ帰るのは危険なのはたしかだ。」
煉骨に問われ悩む。
蛇「大兄貴…。」
蛮「…いいぜ。Aが回復するまでここにいてやる。ただし条件がある。」
近「！！どんな条件でものもう！！」
蛮「俺達七人隊と犬夜叉達以外誰もコイツに近づくんじゃねぇ。」
なっ！？と沖田が反論しようとするが近藤が止める。
近「いいだろう。その条件をのむさ。」
悔しそうに立ち上がり山崎に指示を出した。
近「山崎。すまない、皆をAの部屋に案内してやってくれないか？」
は、はい！とビシッと敬礼し立ち上がる。
近「残った奴らは仲間の死体を埋葬する。手伝え。」
近藤が指示を出しそれぞれが行動をする。
そんな中土方が蛮骨の前にきた。
土「斬らねぇでくれて感謝する…」
蛮「バカ言ってんじゃねぇ。俺達はお前らの望みを叶えたんじゃない。Aの望みを叶えたんだ。」
ふんっ。と吐き捨て山崎についていく。
到着したAの部屋は綺麗に整頓されていた。
蛇「っかー。すげぇ広いな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまごやき | 作成日時：2021年10月7日 13時
