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珊「あれは!」
七「いつぞやのガラの悪いオッサンじゃ!」
松平の登場にその場に静寂が走る。
松「おい近藤。これぁどういう事だ?俺はまだAの処刑を許してねぇぞ?」
ギラリとサングラス越しに睨む。
近「えっ、何言ってんだとっつぁん。先日この日に処刑しろって手紙寄越したじゃないか!」
松「手紙だぁ?俺がそんな洒落たもんだすかよ。そんな物覚えがねぇ。」
その手紙3秒以内に持ってこい!と怒声を上げる。
松「はいいぃぃちっ!」ドォン!近「2と3は!?」
松「うるせぇな!俺の3秒以内は1秒って決まってんだよ!男がガタガタ抜かすなぁ!」
近「そんな理不尽な!!」
わぁわぁ騒ぐ真選組一同にかごめはため息をついた。
か「Aちゃんこんな環境でずっといたの?」
珊「理不尽だね。」
ジトーっと見つめる中、七人隊にはよく知った声が聞こえてきた。
土「近藤さん!!無事か!!」
沖「なんでぇ土方さん。今頃来るなんざどういうつもりでい。」
山「Aちゃん!?酷い有様だ…」
蛮「誰かと思えば。」
蛇「あっ!土下座じゃねーか!」
土下座?と沖田と近藤が首を傾げる。
土「どんな覚え方してんだてめぇら!…まぁそれはいい。この戦、少し待ってもらおうか。」
蛮「なんだと?」
少しだけだ。ちょっと待ってくれ。
と念を推し近藤の元へいく。
近「トシ…お前今までどこにいたんだ?」
土「近藤さん。すまねぇ、ちょっくらとっつぁん呼びによ。」
沖「なんでそんな事を」
睨む沖田にひ土方はタバコをふかす。
土「よく聞いて欲しい。俺はAが今回の事件を起こしたと思っちゃいねぇ。」
フゥーと煙をだすが周囲はザワザワし始めた。
沖「何言ってんですかい土方さん。脳みそマヨネーズにでもなったんか。」
近「トシ、いくら何でもそれは無理があるんじゃないか?信じたいのは分かるが…」
周りがそうだそうだ!と言う中、1番焦っていたのは華だ。
華「土方さん酷いです!あの人は近藤さんや私を殺そうとしたんですよ!」
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作者名:たまごやき | 作成日時:2021年10月7日 13時