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Aが男に自分から抱きついていく光景を驚きの表情で見る松平。
松「なんだぁ?アイツAとそういう関係か?ほーう。」
そう言ってどこからともなく拳銃を出した。
か「え?ちょっと!」
珊「何する気?」
突然の行動にかごめ達に緊張が走る。
その様子を犬夜叉達も気づいた。
犬「なにしてんだてめぇ!」
松「オジサンはなぁ。アイツが上京して真選組になった時から実の娘のように見守ってきたんだぁ。それがよ…それがよぉ…。」
グラサンを少し持ち上げ目頭を抑える。
松「ちょぉぉっと目を離した隙にこんっな悪ガキにひっかかっちまって!!Aはなぁまだ18だぞ!?パパそんなの認めないからなぁぁ!!」
と今にも発砲しそうな松平を犬夜叉達で止めにはいる。
その光景を見ていた七人隊が若干引き気味だ。
蛇「なんだぁ?アイツ。」
煉「ヤベェやつなんじゃねぇか?」
うおおお!離せお前らぁ!
と暴れ回る松平に冷えきった眼差しでAがツッコみをいれた。
「とっつぁん。そもそもパパじゃないだろ。」
松「ゔっ!!」
クサッと言う効果音が聞こえそうな程胸を抑える松平。
さらに続けてAはトドメをさした。
「そんなだから栗子ちゃんにも嫌われるんだぞ。子供の恋愛くらい受け止めてやれって。」
だぁぁれが認めるかぁぁぁ!!
と逆に火をつけてしまった松平の前で蛮骨が誇らしげに抱きしめた。
松「てめぇ!!人の娘に何してんだ!!」
睡「何言ってんだ?アイツ。」
「蛮兄?」
少し驚いた顔で蛮骨を見つめる。
するとニヤッとイタズラっ子のような笑みを浮かべ接吻をした。
「!!!」
蛇&煉「あ。」
か「きゃー!やっぱり2人は付き合ってたのね!」
珊「いいなぁ…」
弥「珊瑚、今なんと!?」珊「うるさい!」
その姿を見てそれぞれが様々な反応をする。
「ばっ蛮兄…?」
蛮「フッ。なんだよ、俺の女なら当然だろ?」
キューと音を出しまた延びたA。
松平は開いた口が塞がらなくそのまま固まってしまっていた。
将「片栗虎。そろそろ戻らねばならんぞ。片栗虎?」
するとスクッと立ち上がり松「戻る前にてめぇを土に還してやろうじゃねぇぇかぁぁ!!」
と刃向かってきたが拳銃を発砲する前に消えてしまったのだ。
珊「嵐のようだったね。」
弥「まったくです。」
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作者名:たまごやき | 作成日時:2021年10月7日 13時