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真選組の襲撃からどれくらい経っただろうか。
体を毒に蝕まれたAは目が覚めなかった。

睡「この時代では見る事のない毒です…Aがこれ程衰弱するなんて…。」

医者の睡骨が難しい顔をして手拭いを変える。
蛇骨から「なんだそりゃ!?」とつっかかられ険しい雰囲気だ。

煉「やめろ蛇骨。睡骨を責めてもどうしようもねぇ。」

蛇「煉骨の兄貴…クソっ!なんかねぇのかよ、睡骨!」

日に日に顔色が悪くなるAに全員が焦りを感じている。
そんなピリピリムードの中、見覚えのある一行が出てきた。

ガサガサっ

蛮「!…犬夜叉?なんだてめぇら。今はお前らの相手なんてしてられねぇぜ。」
犬「ちげーよバーカ!Aに用があって来てんでい。」

ズカズカと歩いていき、寝かせているAの所まで来て腰を降ろす。

犬「…。」か「犬夜叉?どう、Aちゃんの様子は…」

蛇「どーしたんだよ、犬夜叉。お前がわざわざくるなんて…まさか!俺に会いたくなったとかか!」

珊「人の話聞いてないね。」
弥「全くです。」

そのやり取りにやれやれとため息をつけばその後ろの方から見覚えのないおじさんが出てきた。

白髪オールバックにサングラス。咥えタバコをしたいかにもマフィア系の強面の男。松平片栗虎だ。

松「なぁぁんだてめぇら。そんっなとこに集まってたらA見れねぇだろ。」

プカーと煙を吐きガラ悪く歩いてくる。
知らない男に七人隊は武器を構えた。

煉「その服…てめぇ真選組か?」
松「なんだァこのツルツルは。こんな奴がAの兄貴なのかぁー?」
蛇「気安く人の妹呼んでんじゃねぇよ。殺すぞ。」

キッと睨みつけ臨戦態勢に入る蛇骨達。
その空気を壊すようにゆっくりした声が今度は響いた。

将「やめないか、片栗虎。Aの兄上だぞ。失礼のないように接するんだ。」

徳川茂茂。江戸の将軍がいたのだ。

松「…しょうがねぇなぁ。将ちゃんに言われちゃァよぉ。」

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設定タグ:銀魂 , 七人隊 , 夜兎   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:たまごやき | 作成日時:2021年10月7日 13時

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