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蛇「ていうかよ。片割れなくしてたら何が大変なんだよ?」
と思い出して考え込んでいた蛇骨は声をあげる。
源「それがな、今Aが持ってる方が"行"の装置なんだ。そしてもう1つの片割れが"帰"の装置。真選組の奴らが盗んだのが"行"の装置でよ、"帰"を持ってるやつの所に現れるようになってんだ。」
まさかからAが無くすとは思ってなかったからなぁ。なんて呟く源外。
煉「つーことは俺たちの前にはそいつらはこねぇがこの片割れをもった知らねぇやつの所には現れるんだな。」
タ「そういう事です。この事態が治まったらA様を迎えに行くつもりでしたので片割れがないとなると見つけるのが困難になってしまいます。」
すると蛮骨がピクリと反応した。
蛮「ちょっと待て。誰がコイツを帰すっていった?」
嫌な顔でタマを睨む。
しかし腕の中のAは無反応だ。
タ「しかしA様は元々こちらの世界の天人です。こちらにいるのが自然だと思いますが…」
銀「…。おい、A。お前はどうすんだ?この事態が治まったら戻ってくんのか?」
新&神「A/さん」
一斉に注目が集まる中、無言を貫くA。
その様子に蛇骨が心配そうに声をかける。
蛇「どうすんだよ、A。」
「……。」
蛮「A?」
どうもおかしいAの様子に顔を覗き込めば真っ赤になってのびていた。
睡「気ぃ失ってんじゃねぇか。」
新「えぇ!?なんでですか!!」
蛇「大兄貴が"俺の女"って言ったからじゃねぇか?」
蛮「俺かよ。」
見事に目をクルクルと回して起きる気配もない。
源「はぁ。仕方ねぇ!今はとりあえずAに危険が迫ってると伝えられたらそれでいい。その後の事はこれから決めるしかあるめぇ!」
そう言ってお開きだ!と声を出す源外。
いいねぇ、ラブラブな2人はとおちょくりながら電源を切ろうとする銀時を押しのけて神楽が釘を刺しに来た。
神「お前らAに何かしたらタダじゃすまさないアルヨ!!」
蛮「はん!お前らなんかよりずっと安全だ。」
なにをぉぉ!と言う雄叫びを無視して電源は切られた。
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作者名:たまごやき | 作成日時:2021年10月7日 13時