王子の使用人3 (ページ10)

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険悪な空気ページ10

べ「なぁースクアーロ。何があったんだよ。」

ス「…チッ」

「うぅ…」

昼寝から起きたらAがいねぇし。

かと思ったらスクアーロに抱えられて戻ってくるし。

顔色すげー悪いじゃん、どうしたんだよコレ

べ「意味わかんねぇ。帰ってくるなりスクアーロも機嫌悪ぃし」

A早く起きねぇかな。

ル「魘されてるわね。ねぇスクちゃん、Aちゃんったら本当に何があったのよ？」

ス「はぁ。おいベル、お前確か兄弟がいたな」

べ「は？だからなんだよ」

ス「そいつは今どこにいる」

べ「あの世だけど。家出る時殺してきたから」

ス「…」

べ「？」

なんで今更あんなヤツの事聞くんだ？

とっくの昔に殺してるっての

「んん…ぅ…？？あ…、わたし…」

ス「！！。起きたかぁ。おいA、あのガキはなんだ？」

「すく…あーろ様…あのガキ？」

かなり辛そうに体起こすじゃん。

また倒れたらどうすんだよ

べ「まだ起きんなってA。お前体調悪いなら動くなよな」

「ーっ！！きゃぁぁっ！！！」

べ「は？」

きゃぁぁってどゆこと？

なんで俺見て悲鳴あげんの、A

しかもすげぇ震えてるし

「ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ…」

ル「Aちゃん？どうしちゃったのよ、声かけたのベルちゃんよ？」

「ぇ…べ…ベル、、様？」

べ「ん。」

「っ！！ベル様っ！！！」

ドン！

ぎゅぅっ！！！

べ「っと、、、どーしたんだよA。カスザメになんかされた？」

「((ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ！))いっ、、いいえっ…ｸﾞｽｯ…スクアーロ様はなにもっ…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…ベル様…ベル様…」

べ「A？」

「ベル様…わたし…っふぇぇ…」

べ「？？？」

ル「Aちゃん…」

なんだよますます意味わかんねぇー…

誰だよ王子のAをこんなに怖がらせてる奴

ぜってぇ許さねぇし

べ「ギュッ))A、何があったんだよ。お前がここまで取り乱すとか珍しいじゃん」

「うっ、く…ふぅっ!!ベル様…ごめんなさい…っ」

べ「は？」

「ごめんなさいベル様…」