王子の使用人3 (ページ8)

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あなたは… ページ8

「これと、これと、コレ。あ、あとミルクもそろそろきれますね。」

街に買い出しに出てみれば今日は安売りの日だったようです。

思ったよりも良い品物が手に入ってとても満足行く買い出しになりそう！

ス「買うもんはこれだけかぁ？」

「スクアーロ様！いえ、他にも色々と…あの、本当に宜しかったのですか？」

ス「なにがだ？」

「使用人の買い出しに付き合っていただいて。お疲れでしょうに…」

ス「そんな事かぁ。気にすんな、お前が倒れでもしたらそれこそ面倒なんだからなぁ。」

「ザンザス様ですか？」

ス「チッ。あのクソボスがぁ。」

買い出しに行くことをベル様に伝えようとすれば、ソファでスヤスヤとお休みになられていました。

なのでそっと毛布をかけ、静かに出かけようとすれば途中に任務帰りのスクアーロ様と出会い。

私の顔色を心配されてわざわざ買い出しに付き合っていただいているんです。

「ふふ！これは体調を万全にしなくてはですね」

ス「たりめぇだぁ！！…お前のメシを楽しみにしてんのはザンザスのヤロォだけじゃねーんだぞ」

「！！ふふふ！///」

ス「ったく！！おらとっとと終わらせんぞぉ！！」

「はい、スクアーロ様！」

なんて嬉しいお言葉でしょう

こんな使用人冥利に尽きる事を言っていただけるなんて…

私、本当にヴァリアーの皆様にお仕えできてよかっ((グイッ！！

「っ！？ムグッ！！」

ス「次はどこだー？」

誰！？人混みに紛れて私をひっぱって…口に手を押し当てられているっ！？

声が…だせない！！

助けてっベル様！！

「ンンー！！ンーッ！！」

「しっしし♪♪やーっと見つけた♪♪」

「ゾクッ))(この…声、まさか？)」

ジ「久しぶりじゃんA。なんでこんなとこにいんの？」

「(ジル様！？)ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…」

パッと手を離され体を回された正面には、間違いなくジル様が。

なんで？どうしてここにジル様が…？

ジ「なぁーA。お前今までどこにいたわけ？」

「あ、あの…((ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ」

ジ「んー？つーか顔色めっちゃ悪。そんなんで出歩いてていいわけねーじゃん。」

「ジル様…ンムッ！！」

ジ「ﾁｭｩｯ))っはぁ。とりあえず、Aかーくほ♪♪近くにホテル取ってるからそこで一旦休むぞ？」

「お、お待ち下さいっジル様っ！！」

ど、どしましょう！？

誰かっ誰か…

「うっ…((クラァ…))ドサッ！！」

ジ「は？え！？おいA！？」