王子の使用人3 (ページ31)

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決戦ページ31

「お留守番、、ですか？」

白「そ♪ちょっと遅くなるけど僕とリアル六弔花でボンゴレと全面対決に行ってくるから。お留守番しっかりね？」

「ボンゴレと…」

ついにこの日が来てしまいました…

どちらが負けても私にとってはこれ以上ないほど辛い…

ボンゴレもヴァリアーも…ミルフィオーレの方々も皆大切な人なのに。

「わ、私も…行ってはダメでしょうか？」

白「あっはは！何を言ってるの？こんなに体が弱いのに連れてけるわけないでしょ。1番最初に死んじゃうよ？」

「うっ」

以前倒れてから体の調子はあまりよくならないままです。

ベッドから動けない日だって最近は多いですから言われて当然なのですが…

ベル様…どうかご無事でいて下さい…

もし今回の戦闘でベル様がいなくなられてしまったら…

その時は私も後を追います…

白「ほら行くよ、ブルーベル」

ブ「はーい。じゃぁねA！帰ってきたら膝枕してねー！」

「あ…はい。もちろんです」

早くいこー白蘭！

と笑顔で出ていかれるブルーベル様。

そのお姿がどこか遠くに見えてしまってとても心配になってしまいます。

「ブルーベル様！！」

ブ「んー？なぁに、A」

「あ、あのっ！！こちらを…」

ブ「？？これAが大事にしてるネックレス？」

そう、このネックレスは私が攫われる前、マーモン様からお渡しいただいた物です。

寂しくて逃げ出したい時はよく助けられました。

私のとても大切な宝物の1つ…

「はい。こちらをブルーベル様に…。返しに来ていただけると信じております。必ずお戻り下さいね？」

ぎゅ…

ブ「？？。うん、とりあえず預かっとく。えっへへ！Aこれつけてー！」

「はい。((チャラ…))どうぞ、ブルーベル様」

どお？可愛い？

なんてはしゃがれていてなんとも微笑ましい。

とても強い不安が拭えませんが…お帰りになられたら笑顔でお出迎えしましょう。

「とてもよくお似合いですよ、ブルーベル様」

ブ「嬉しい！じゃー行ってくるねA！」

「はい…お気を付けて…」

ブ「いってきまーす！」