王子の使用人3 (ページ28)

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私の！ページ28

ブ「A大丈夫かな」

桔「元々体が弱い方ですからね。まったく無茶をする」

ザク「あーあ。あいつ動けねぇと不便でしょうがねーな。はぁ」

桔「どこへ行くのです？ザクロ」

ザク「ボンゴレ狩りだ。あいつらいなくなればさすがのAも諦めつくだろ。」

桔「ははん。あなたも素直じゃない。」

ザク「チッ」

―――
――

嗅ぎなれた薬品の匂い

規則的に聞こえる機械の音

見慣れた点滴

ここは…病院？

「…ﾋｭｰ…ﾋｭｰ」

ブ「A…」

「！。ﾋｭｰ…ニコ…ﾋｭｰ」

ブ「まだ安静にしててね？この前みたいにいきなり起きちゃダメだよ？」

「コクン))…ﾋｭｰ」

ブルーベル様、もしかしてずっとお傍にいて下さったのですか？

先程より悲しいお顔をさせてしまってます…

ブ「ねーA」

「？」

ブ「Aはずっとここにいるよね？」

「？？」

ブ「ベルって奴のとこになんか行っちゃダメだよ？Aはもうブルーベルのなんだから」

「！！。」

どこでベル様の事を？

むくれてプクーっと頬を膨らませてしまって…

ヤキモチでしょうか？可愛いらしい

「くすくす…」

ブ「にゅー！！本気で心配して言ってるのにー！！」

桔「ん？起きたのですかA。あまり無茶をしないように。ブルーベル、そんなに騒いではまた悪化させてしまいますよ」

ブ「ムスー。」

「ぶる…べる…様」

ブ「A？」

まるで小さい子供のよう。

そんな事を言ってしまっては怒られてしまいますが…

でもこんなに親しんでいただけるとは嬉しい限りです

「げ…げんきに…なったら…ケホ…ケホ…け…き…一緒に…ｹﾞﾎ!!た、、たべましょ…ね？」

ブ「うん！絶対だよ？早く元気にならなくちゃダメだからね！！」

「ニコ…」

桔「だからほら。休ませてあげなさい」

ブ「にゅー。桔梗うるさーい」

桔「悪化してもいいんですか」

ブ「うっ」

ふふふ！本当にベル様みたいなお方です！

早く元気になって、一緒にケーキ食べたいですね…