何言ってんの？お前 ページ9
「…っつつ…あぁ？なんだ、ここ」
手足を縛られて畳に転がされてんな？
なんでだ？
なにがあったんだっけか？？
「いでっ…なんだこれ？すげー怪我」
？「そりゃそうだろうよ」
「！？誰だ！！」
低い声。
男か？
右目は包帯されてっからここからだとよく見えねぇ
クツクツ笑う声が腹立つぜ！！
高「俺は高杉晋助。てめぇか？エンの妹ってぇ夜兎は」
「おうよ。だからなんだ低杉」
高「…てめぇ、この状況でよく喧嘩売れたなぁ？」
この状況？
はん！笑わせる！！
私が夜兎って知っててこんな簡単な拘束しかしてねぇーのかよ！！
「てめぇ私が夜兎って知ってんだろ？こんなもん簡単に壊すぜ私は」
高「やれるもんならやってみろ。それはムリに外せば手首の腱を切断する。そうなればお前は一生服作りなんかできねぇな？」
「やることも低いな。なにが高ぇーんだよお前《ｶﾞｯ!》っつ！」
高「あんま調子に乗るなよ？いくらお前でも状況の善し悪しくれぇ分かるだろ」
なんだ地雷か？
身長低いの気にしてんのかよ。
私の周りの奴ら皆デケーから余計にちっさく見えんだっての！！
「怪我した女に手を上げるとか。サイテーだな低杉。てかなんで私はこんな怪我してんだ？ここどこだよ？」
高「口の悪さは全くもって似てねぇ奴だな。ここには万斉が連れてきた。てめぇ覚えてねぇのか？」
「？？」
高「万斉と対峙して爆発に巻き込まれたそうじゃねぇか。それでも動くから毒針を仕込んだと言ってたな」
「マジでか。だからこんな体ダルいのかよ」
高「象でも1回で死ぬほどの毒針だったんだがな」
「私を殺す気かて」
マジで信じらんねぇ。
そんで私をここに連れてきてなにがしてーわけ？
高「お前、エンを探してんだろ」
「っ！。…だからなんだよ。返せよ私のにーちゃん」
高「クックッ…それはできねぇな。ただ、てめぇの態度次第じゃぁ会わせてやっても構わねぇ」
「？？どういう((ズシッ))…？なんだよ」
高「俺の相手をしろ」
相手ぇ？
拘束されてんのにか？
バカだろコイツ
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作者名：たまごやき | 作成日時：2023年2月22日 2時
