探しだしてやる！！ ページ8
なんらかの形で関与。
攫われたあの日、あいつらはにーちゃんを戦力に迎えるって笑ってた。
「にーちゃん…」
これは助け出すチャンスだ。
大丈夫。あのにーちゃんの事だからきっと生きてる。
だってわざわざこの髪留めを置いていったんだ。
これはきっと、私や真選組に”生きてるぞ”って伝えたかったんだって思う。
だから
「グッ。…必ず助け出す。今回は私も行動をとるぞ。なにか分かったら今回だけ特別に無償で教えてやる」
土「そうかよ。じゃぁ俺達も今回だけ特別に無償で動いてやる。」
「へっ。さすが鬼の副長。んじゃ行ってきます！」
待っててよにーちゃん！
助け出したらまた一緒に服作ろうな。
また一緒にっ…
―――
――
ー
「んでここまで来たが。何してんだ？アレ」
船…だな。
船首にくくりつけられてんのは神楽？
どうなってんだ、なんで神楽が…
「とりあえず潜入だ。用がなけりゃぶっ壊して神楽助けてサヨナラだな」
色々調べていくうちに分かった今回の事件
人斬り以蔵？っておっさんがズッパズパやってたみてぇ。
にーちゃんの情報は出てこなかったけど、こいつが今回の主犯なんだとしたらぜってー何か知ってる。
そう思ってここまで来たっつーのに
なぜか神楽いるし。
まぁ助ける奴が1人増えたとしても関係ねぇ。
2人まとめて連れ去ってやらぁ！！
「沖田から手榴弾くすねといて良かったな。うし！」
潜入開始だ！！
「…今のとこ不審なとこはねーけど…」
なんでだ？案外簡単に潜入できた。
見張りもそこそこにここまで来れるって逆に怪しい。
何か大きな事が起こってるのか？
それとも…
「気づかれていて泳がされているか。たぶん正解は」
？「2番でござる」
「やっぱな。なんだこのヘッドホンヤロー。聞こえてんのかよそれ」
万「ヘッドホンヤローではない、河上万斉でござる。拙者の耳にはきちんと汚い口調の女の声が響いてるでござるよ。」
「そーかよ(笑)んじゃ話はできんな。ここにエンってぇ夜兎、いねーか」
万「エン？あやつになんの用だ？」
！！
ってェ事ぁ…いるんだな？
ここに
ずっと探してたにーちゃんが！！
「なんの用もクソもねぇ。返してもらうぜ、私のにーちゃん」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2023年2月22日 2時
