高熱 ページ5
なんて。
あの電撃告白から1週間。
「ゼェ…ゼェ…げほ…」
沖「いやぁーまさかお前でも体調崩すとか信じらんなぇな」
「うる…せ…ベックシ！」
沖「汚ねぇ」
そう。私Aは今江戸で大流行中の天人風、ハヤシフルエンザにかかってる
もう熱はたけーわ寒気はひでーわ…
体もいてぇから起き上がれねぇし…
スクアーロに告られて頭冷やせつってこっち戻ってきたけど…
こりゃ服作れねぇわ…
「ゔぅ…」
―――
――
―
ス「あﾞぁ？Aの奴と連絡がとれねぇ？」
ベ「お前またなんかしたんだろカスザメ」
ス「…」
ベルでさえも連絡が取れねぇだぁ？
たしかに1週間前、俺に「まぁ恋は盲目って言うからなぁ〜うん。頭冷やせ」とかぬかして江戸に戻りやがったが。
キレてはなかったぜぇ？
第一あいつは俺にキレててもベルとは連絡取ってたろうが。
なんかあったのかぁ？
マ「突然帰ったからどうしたのかと思ってたけど。今度は何をしたって言うんだい？」
ス「あいつに俺の女になれと言った。」
ベ「は？」
ス「そうしたら頭冷やせつって戻ったんだよ。」
ベ「マジで？それで連絡とれなくなってんの？だとしたらお前、相当嫌われてんじゃん」
ス「ゔぉぉい！！んなわけねぇだろ！！大体、俺にキレててもてめぇとは常日頃から連絡取ってんだろうが！！」
ベ「あ、たしかに。俺とAちょー仲良しだし♪」
喧嘩売ってんのか！？
何がししし！だ！！
マ「だとしたらまた服作りに夢中になってるって事かな。」
ベ「でも1週間経つぜー？さすがに死んでんだろ、ここまで寝なかったら」
ス「…」
マ「はぁ…しょうがない、1度向こうに行ってみるかい？」
ベ「めんどくせぇー…もー1回電話して出なかったら行くか。」
rrrrrr
rrrrr…
rrー沖『んだようるせぇな』
ベ「あ？なんでお前が出んだよ沖田。俺はAのケータイにかけたんだけど？」
沖『あいつは今出られねぇぜ』
マ「どうしてだい？君がAの電話に出るなんて初めてじゃないか。」
沖『どうしても何も。ほれ』『ﾊｧ…ﾊｧ…ゔ…ん』
ベ「A？どーしたん？」
沖『コイツは今、高熱出てぶっ倒れてんでい』
マ「え？あのAが？」
ベ「風邪なんてひかなそーなのにな。はぁ、しゃーね行ってみるか」
沖『なんだよ来んのか？Aは起きねーぞ』
ベ「様子見だけ。王子ちょーやさし♪」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2023年3月20日 3時
