攫われた？ ページ22
翌日
…で、合ってんだよな？これ。
「どーなってんだ、こりゃ」
起きてみれば首に頑丈なわっか掛けられて一筋縄じゃいかないようなごっっつい鎖が図太い柱に括り付けられてる。
攫われた？
いや…まさか(笑)
だって私、真選組にいたんだぜ？
それに今はスクアーロやベル、マーモンもいんだ。
どうせ昨日の夜だってスクアーロの奴、私と寝てたんだろ？
だったら余計攫われるなんて考えらんねぇ。
あれでも暗殺部隊のＮｏ．2だ。
攫おうとすりゃぁさすがに気づくだろ？
「じゃぁどこなんだよココ。スクアーロはぁ」
ス「やっと起きたのかてめぇは」
「いた。なんだよお前もココにいんのかよ。じゃぁココお前の秘密基地？ダッセー」
ス「んなわけあるかぁﾞ！！チッ、認めたくねぇがどうやら攫われたようだぜぇ。お前の首のと俺の首の輪っか、不規則に光ってやがる。こいつぁ爆弾だろうぜ」
「むぁーじでか。気づかなかったのかよ」
ス「爆睡してて微塵も起きなかったクセにやかましいぞ。恐らく敵は真選組の中だ。ツラは見えなかったがこの俺が眠らされたんだぁ、相当の手練だぜぇ。」
「眠らされた？」
スクアーロが？
だとしたら三下じゃぁムリな話だな
てことは隊長クラス？
なんのために…
ジジ…ジジジジ…
ブォン！
男『やぁ、目が覚めたかい？2人とも』
ス「！！。なんだてめぇは！！」
「攫った裏切り者の仲間か？」
いきなりテレビがついた。
そしたら映ったのは能面被ったスーツの変な男。
コイツが私らを攫った犯人と繋がってんのか？
ふざけた事しやがって
男『裏切り者？さぁ、なんの事かな？』
「とぼけんな。スクアーロが眠らされたって事は隊長クラスのどいつかがこんな事しやがったのは明白だ。てめぇのその首、サヨナラしたくねぇなら誰なのか吐くんだな。」
男『はっはっは。そんな怖い事言ってもムダだ、お前達のその首の輪っかは爆弾だ。無理に壊そうとすれば爆発するぞ？』
ス「チッ。やっぱりかよ」
勝ち誇ったみてーに笑いやがって
腹立つな
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作者名：たまごやき | 作成日時：2023年3月20日 3時
