黒尾鉄朗『変態彼氏』 ページ3
黒「ほらAンな所居たら風邪引くぜ?」
闇みたいに深い黒髪をした彼は自分のベットをポンポンと叩きながら彼の方に行くように促してくる。
貴「鉄朗の隣にいたらバカが移りそうだから嫌」
素っ気ない返事を返しながら彼とは反対方向を向く。
一緒に受験勉強をしようと誘われたから来たものの一向に進まない。
黒「何ソレ、俺寂しいなー」
後ろからギュ、て抱き締めながら耳元に囁く彼。
低い声が頭の中をぐちゃぐちゃにする麻薬みたいで堪らない。
貴「もー、だったら研磨の所行けばいいでしょ」
彼の顔の辺りを片手で押し返す。
このまま彼の近くにいたらどうにかなってしまいそうだ。
黒「…いーじゃん、チョットくらいさ……俺もAも安全圏だろ?」
彼は強引に私の片手を引いて自分の足の間に身体を捉えてしまう。
離れようにも後ろから抱きしめられていては離れようがない。
彼が近くにいると心臓がうるさい、でもそれは彼も同じみたい。
後ろから抱きしめている彼の鼓動の音が肌を通して私の鼓動と重なり合う。
貴「……そーだけど、ちゃんと勉強しなきゃじゃん?」
高鳴る鼓動を抑えつけて背後にいる彼の方を向いた瞬間、唇を奪われた。
息をする事も許してくれないみたいに大きな手で頭の後ろを軽く掴みながら何度も角度を変えて浴びせられるキス。
黒「ん……なんだよ、Aも結構ノリノリじゃん?」
クスッと笑いながらそっと指先で身体のラインをなぞってくる彼。
貴「っ…煩い、」
涙に滲んだ目で睨みつけながら言ったセリフの裏側もきっと彼にはお見通し。
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黒「んー?もっと、って…そんな可愛くお強請りされたら我慢できなくなっちまうだろA?…星くれたら、もっと先までいっちまおうぜ?」
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春(プロフ) - りりゅーささん» リクエストありがとうございます。遅くなってしまってすみません。関西弁難しかったです笑 (2020年10月4日 21時) (レス) id: 9047fd7d33 (このIDを非表示/違反報告)
オフトゥン(プロフ) - 研磨と黒尾さんの取り合いが見たいです! (2020年5月20日 17時) (レス) id: a6d96e6b20 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 方言難しいかもですが、だだ甘やかしてくれる北さんお願いします…! (2020年4月3日 9時) (レス) id: 01c5a5310c (このIDを非表示/違反報告)
らぶね - トビオ推しのJKです!あまあまで面白かったです(o^^o)ぜひ烏野のみんなを書いてもらえると嬉しいです(*≧∀≦*) (2018年3月28日 9時) (レス) id: 19de837f97 (このIDを非表示/違反報告)
りりゅーさ(プロフ) - 宮兄弟の取り合いみたいです! (2018年2月21日 21時) (レス) id: ed6c869061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春灯 | 作成日時:2017年1月22日 11時