｡・:＋°あの日の約束｡・:＋° △part1△ (ページ25)

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・３ youside ページ25

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23-24。

１点リードした場面で回ってきた。サーブ。

こういう勝負所でサーブが回って来ることは良くあるが、やっぱり多少は緊張してしまう。

ﾋﾟｨｰｰｰｰｰ

鳴った笛と少し間を開けて打つ。

ﾊﾞｺｯ

私が打ったサーブは、マサさんが取る。
でも、大分弾いていて、深津さんがやっと追いついてカバー。

誰も打てる人はいなくて、あり紗さんがアンダーで返す。

恋子『チャンス！』

チャンスボールを永野さんがＡパスでカットすると、祐希がレフトを呼ぶ。

祐希「レフトッ」

遥さんは、もちろんレフトにトスをあげる。
二枚ブロックがついているが、祐希のことだから軽々と抜いて打つだろう。

ﾊﾞｺﾝｯ

祐希が打ったスパイクは、わたしの予想通りブロックを抜いて、コートに叩きつけた。

ﾋﾟｨｰｰｰｰｰ

紅組の方を指した主審は、試合終了の笛を吹く。

ﾋﾟｯﾋﾟｰｰｰｰｰ

笛がなり、全員がエンドラインに並ぶ。

ﾋﾟｨｰｰｰｰｰ

一礼をし、握手をすると、監督のもとへ。

清水さん「集合！」

「「はい！」」

南部監督｢勝てたのは良かったけどなぁ、石川も中村も清水も島村もいいスパイカーなんだから、もっと簡単に勝てたんとちゃう？コンビはそこまで悪くは無かった。うーん、まぁ、お疲れ様。以上！｣

清水さん「気をつけ、礼！」

「「ありがとうございましたっ！」」

試合が終わると、真っ先に祐希が寄ってくる。

祐希「恋子、ナイスキー！」

恋子『ありがと、でも祐希こそナイスキーじゃん！』

祐希「俺は、まだまだだよ… もっと頑張らなくちゃ…！」

そういった祐希には、堅い決意が見えた気がした。

恋子『うん、頑張って！』

祐希「ありがとな、恋子！」

祐希はこういって、私の頭をポンポンとした。

恋子『急にどうしたの/////』

祐希「別に？あ、俺マサさんのとこ行ってくる！」

祐希はそのまま逃げて行った。

祐希は、本当にすごいと思う。
それなのに、満足しないところが、頑固で祐希らしいなぁ、なんて思ったり。笑

そんな祐希が、好きだなって思ったり。