｡・:＋°あの日の約束｡・:＋° △part1△ (ページ13)

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ファン youside ページ13

練習が終わって、表からホテルに戻ろうとすると、そこには待ち構えていたかのような数のファンがいた。

ファン「キャーーー！！！柳田くーん♡♡♡」

ファン「ギャァァァ！石川くん！こっちこっち！」

ファン「さおりーーーん！サインくださーい！」

ファン「恋子ちゃん！！！こっちきて！！！」

私は、ファンを第一に思っている。
なぜなら、今こうやって練習を出来たり、テレビに出られるのも人気にさせてくれたファンの方々のおかげだからだ。
人気なのは実力を持っている恋子ちゃんのおかげ、なんて言われるけど、そんなの嘘だ。
１番感謝しなくてはいけない存在は、ファンの方なのだ。

それにしても、相変わらず男子ファンは多い。まぁ最近は、それに劣らず女子のファンも増えたのだが。

私はまず、はじから対応していった。

ファン「ヤバい、え、本当に大好きです！あの、写真と握手とサイン良いですか！？ヤバい、可愛い♡ヤバいヤバいヤバい！！！」

恋子『はい！もちろんです！』

私はそういうと、写真を撮り、握手をしてから、差し出された色紙にサインをした。

ファン「あの、本当にありがとうございますっ！！！手紙書いてきたので、良かったら読んで下さいっ！」

恋子『わざわざありがとうございます！もし良かったら、また見に来てください！』

こうしてもらったファンレターも、しっかり読み、返信用の封筒が入っていたら返信もする。
そして、１つ残らず保管してある。

そんな対応を全員にしていると、いつも時間ギリギリになってしまう。

全員に対応し終わると、夕ご飯まであと１時間。

私は少し急ぎ足で部屋へと向かったのだった。