｡・:＋°あの日の約束｡・:＋° △part1△ (ページ12)

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練習 akihiroside ページ12

俺が体育館に入ると、大体の人が来ていた。

その後に全員が揃うと、パスを始め、スパイクを打ち始めた。

恋子『あっ、山内さん！こんにちはっ！』

スパイクの列へ並んでいると、まるで花のようにとびっきりの笑顔で挨拶をしてくれるこいつは、中村恋子。

恋子は本当に可愛くて、そこらのモデルと比べても恋子の方が断然可愛い。

そんな恋子は、俺が好きなやつでもあるのだ。まあもちろん、そのことは言えないんだけど。
なぜって、どうやらマサさんも、祐希も、健太郎も、恋子のことが好きなんて言うからだ。

恋子『山内……さん？？？』

山内「おわっ！ん、やっほ」

冷静を装いながら適当に返事をする。

恋子『どうしたんですか？笑まぁ、今日も頑張りましょ！』

山内「ん、頑張ろ！恋子も頑張れよ！」

恋子『もちろんです！じゃ！』

恋子はこういうと、女子の列へと戻って言った。

恋子の笑顔と一言で一日頑張れるんだよ

なんて、言える勇気も、言うタイミングもなくて、毎日が過ぎていくことなんて、誰にも言えない。

そんなこんなで、１日の練習は充実して終わったのだ。

毎日毎日収穫があるので、バレーボールという競技は、本当に楽しい。