超特急の姫。 part2

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『おはよー！

完全復活いたしましたー！』


ユーキ「おー！おはよー！

昨日帰ってきたらいなかったからびっくりしたよー！」


リョウガ「もう大丈夫なの？」


『ばっちし！笑

今日のレッスンも張り切っちゃいますよー？』


ユースケ「やったね！」


コーイチ「それは楽しみやな笑」



タクヤ「朝からうるせぇ...。」


カイ「まぁまぁ、良いじゃないの笑」



我が家は朝から賑やかです。笑


レッスンも、この調子で頑張っちゃうよー？



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「ターンして、さっきのやつ

あ、それそれ


よし、みんな確認できた？

通すよー」


ダンスレッスン。
軽く振りを確認してから曲を通します。


家ではわちゃわちゃしてたみんなも、
レッスンになると顔つきが真剣になる。



♪〜ひとつ、ふたつ、募っていく



コーイチの丁寧な声で始まる
冬の曲の一つ、Snow break。




今回のツアーはクリスマスが被ってるし、ぴったりだよね。

♪〜雪の様に 募る想い 涙で消せるなら



この今日はお披露目の日のセトリに無かったからまだ私のパートは無い。


コーイチとタカシの声に寄り添いながら踊る。



「うん、問題ないな。

あゆの声が入ったらまたもう一回通そう。」


『はい。』


「次ー、Yellだけど...

お前らは7人でユーキ中心に振り確認しとけ

アユは振り付けるからこっちな。」


『はい。』


最近は、こういうシーンでも疎外感を感じなくなってきた。


でもそれが、慣れなのか
気付かぬ間に少しだけ大人になったから なのかは分からない。



お披露目の日以来、とにかく早くみんなに追いつかなければ、という思いが強くなった。
プライドなど、気にしてられないのかも。





「この曲、
アユはボーカルのセンターだからもしかしたら
あんまり見えないかもしれないけど、
手は抜かずにしっかりやれよ。」


『はい。もちろんです。』



「じゃあまずサビからにしよう。」


PVを見ているだけでも難しそうだな、と思えた曲だ。

もちろん振り付けは簡単な訳がなく。



「いや、そこ先に左足。」

「ううん、そこはさっきの振り。」



とにかくうまく踊れない。


「一回休憩にしよう。


お前らも、一回休憩しろー」


ユースケ「はーい！」


とっくのとうにYellの確認を終えてKiss Me Babyの確認に入っていた他のメンバーにも休憩が言い渡された。



「15分休みにするから、しっかり休めよー」


そう言って先生は部屋を出て行った。

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