かくしごと ③ ーKEIー (ページ7)

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ｓｅｃｒｅｔ１０５ページ7

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カシャ、カシャ、という音が微かに聞こえて目覚める朝

目を開けると眩しい光が直接顔を掠め、思わず手を出して遮る

「あ、起きた」

遠くから聞こえる声に、

昨日抱きしめて寝たはずの柔らかい感触が手元になくてがっかりする

『起きるの早いね…』

「慣れないところで寝ると逆に早く起きちゃうんだよね

　それより慧さん！早く起きてきてっ」

酒を飲んだからか少し頭痛がする

重たい体を起こしてバルコニーへ向かうと、青々と澄み渡った海が広がっていた

Aのスマホの画面にも海が映っている

「すごい綺麗に撮れたの！」

『一気に目覚めたわ、これは綺麗すぎる…』

海に向かって伸びをする

なんか理想の朝って感じだな

『今日は海に遊びに行くからね
　いっぱい楽しもうね』

「うん！楽しみ♪」

満面の笑みにやられてもう一度布団にダイブする

布団にくるまってゴロゴロ

可愛すぎるだろ～！！！！！！

「ちょっと慧さん二度寝しないでよっ

　もうすぐ朝食の時間だからね」

『大丈夫だって、まだ時間あるし

　ほら、Aもこっちおいでっ』

手を引いて倒れこんできたAを布団ごとくるんで抱きしめる

されるがままのAの顔が可愛い(笑)

『赤ちゃんみたい笑かーわい』

「もう、からかうの禁止っ//」

今日だけだからねと言って、

二人でもう一度布団にもぐった2日目の朝