シンデレラ・ストーリー【8】

○208*○ ページ31

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あなたside









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あ「裕くん…？」



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急に裕くんが



私を抱きしめた




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あ「どうしたの？」



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聞いても






玉「…」






ただ、黙ってるだけで








あ「誤解されちゃうよ…？」



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椿さんに見られたら




大変な事になるから








離してって





言ったけど









玉「…」




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離してくれなくて





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あ「裕くん!!!」




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無理やり




裕くんを押したら






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玉「ごめん」




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突然





裕くんの顔が




目の前に来て






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裕くんの唇が





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私の唇に触れた






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あ「…っ!!」





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私はそのまま







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パーティルームを出て





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大きくて長い




シンデレラが




靴を落とした階段にそっくりの








椿さんの家の階段を







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必死でおりた





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あ「…あっ!!」





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そう







途中で









ぶかぶかだったのもあって
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シンデレラと同じ様に








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靴がぬげた








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玉「Aっ!!」




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でも








裕くんの声が聞こえて









そのまま私は






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また、走り出した







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そう







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靴を









階段に落としたまま






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