【ジョジョの奇妙な冒険】アク役◇短編集

甘ったるいほど　supedoinさんリク　スティーリー・ダン　激甘 ページ37

私はAが大好きだ。

私だけの恋人。


どこが好きかと挙げだすとキリが無いが……まずはその瞳。

私を見つめる潤んだ瞳は見ていて気持ちが昂ぶる。

それと、その声も良い。

喜怒哀楽のよくわかる声は可愛らしいし私の名を呼ばれると口角が上がってしまう。


まぁ他にも色々あるのだが…彼女のその可愛いところ全て拝めるのは、ベッドの上だと思っている。


「ッあ、ダ、ダン……！」

「どうした？」


組み敷いた彼女の髪が白いシーツに散らばる姿は艶やかだ。

意地悪く聞いてやると、彼女は押し黙って恥ずかしそうに首を横に振る。


「それじゃあわからないな」

「ッ〜〜〜！！？」


つい酷くしたくなって、わからないふりで彼女の弱いところを強く擦る。

その瞬間見開かれた目から涙が零れて、私の肩を掴む手に力が入る。

食い込む爪すら愛しくて、背筋が震えた。


「ひぁ、だ、だめぇ……ッ」


力なく震えながら懇願するようにこちらを見るAのなんといじらしいことか。

あまりここでいじめすぎると、後が怖いのは経験済みだ。

本当はもう少しだけ楽しみたいが…まぁまた明日の夜でもいいさ。


「あぁ…A、愛しているぞ。俺だけの“恋人”」


蜂蜜よりも甘く囁いて、深く深くキスをする。

蕩けきった顔で微笑む顔もとても好きだ。

彼女の魅力を余すことなく味わえるこの時間が、今の私には何より大事だ。


明日もたくさん、その可愛い姿を見せてくれ。

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