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―180― ページ38

ラウールside
















久しぶりの我が家。





っていっても





お母さんと鉢合わせてしまった以来。





 




 




僕の中に刻まれた、





たくさんの思い出したくない記憶。






 




 




出来れば何もかも、




忘れたままで居たかったな。




記憶をなくしてこのまま・・・





消えてしまいたかった。




 








 




やっぱり僕は、





背負った十字架からは逃げられない。





深い深い歪の中にいるんだなって。
 
















あの時のこと、




どこから遡ればいいんだろう。





蓮くんにあの時ちゃんと相談しとけばよかったのかな。





なーんて、




今さら後悔してももう遅い。


 

 

 







 






 





動き出した





歯車は、





もう、





誰にも止められなかった。




 







第四章 終





―――――――――――


ここまでお読みいただきありがとうございました。
切りが良いので、ここで終わりにします。
次はラウール過去編です。
かなり暗い話になりますので、ご注意ください。

準備ができましたら移行します♪


―――――――――――


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作者名:ゆり | 作成日時:2022年4月12日 0時

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