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辰哉side
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辰哉「学校行きたいって言ってるの?」
蓮「うん・・・なんか行きたいって言うよりか、行かなきゃって感じ。すごく焦ってる感じがする。」
辰哉「まぁ、しばらく休んでたからね。水族館で二宮先生に会ったことで、行かなきゃって思っちゃったのかな?」
蓮「それもあるのかな。俺だったら学校休めてラッキーって思うんだけどなぁ。」
蓮とは違う(笑)
ラウールはまじめだから絶対そんなことを思わない。
成績だってかなり良かったみたいだから、勉強面についても焦っているのかもしれない。
それに・・・
記憶が戻ったとすれば、今までの嫌なことを思い出したことになる。
多くを語りたがらないラウールだから。
きっと俺たちにも頼らないようにするんだろうな。
蓮「家は心配だけど、ラウールの意思を尊重して、その通りにしてあげた方がいいのかな?」
辰哉「翔太と照には散々口酸っぱく言ったから、何かしては来ないとは思うけどちょっとまだ心配だよね。」
辰哉・蓮「う〜ん。」
距離から考えても蓮の家から学校には通えない。
となると、やっぱり家に戻るしか選択肢はない訳で。
解決策は出ないまま、
ラウールは週末に実家に戻ってくることになった。
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作者名:ゆり | 作成日時:2022年4月12日 0時