血の通わない人形５ (ページ22)

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辰哉side

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涼太「お待たせしました～。」

　

運ばれてきたおいしそうな料理。

ラウールはトマトのリゾットで、俺は日替わりセットのハンバーグにした。

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ちびちびとスプーンで口に運ぶ。

これでもだいぶ食べるようになった。

って言っても一人前の半分もいかないけどね。

　

辰哉「おいしいね。」

ラウ(頷く)

　

半分ぐらい食べたところで、やっぱりスプーンが止まる。

リスみたいに口の中にたくさん詰め込んで、飲み込めなくなると、終わりの合図。

　

辰哉「ラウ？もう終わりにしようか？」

ラウ「・・・・・・。」

　
　

　

大体、ラウールの残した半分は俺がペロッといただきます(笑)

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