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ー１７０ー ページ11
辰哉side
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相葉「でも、誰に殴られてるとか、そういうことは一切話しませんでした。」
辰哉「・・・・・・。」
相葉「いつもつい立の端っこのところに小さく体育座りをしていました。まるで身を隠すように。」
・
ラウールも心を開いてきたのか、少しずつ話してくれたそう。
相葉「特に印象に残っているのが、そこでなにしてるの？って聞いたんです。そしたら・・・」
“かくれんぼしてる”って・・・。
あまりにも分かりすぎる嘘。
他人の家庭のことにあまり口出しはしちゃいけないと思ったが、
その嘘に心が痛くなり、
地域の虐待相談センターに連絡を入れたらしい。
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作者名：ゆり
| 作成日時：2021年1月31日 12時
