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辰哉side
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「深澤さーん。こちらへどうぞ〜。」
二人して勢いよく立ち上がり、中に入る。
点滴を受けているラウールの姿が。
穏やかな顔で寝息を立てている。
さっきよりも顔色が良くて、安心した。
・
・
辰哉「ありがとうございました。」
優しそうな雰囲気の先生。
「初めまして。ラウール君の担当をします児童精神科医の櫻井です。」
櫻井「先ほどから、吐き気止めと栄養の点滴を入れています。もう少ししたら、目が覚めると思います。」
照「良かった・・・。」
カルテを見ながら、
櫻井「小児科の担当医から話は聞いています。お兄さん達も色々と大変でしたね。」
共感してくれたことに嬉しくて、
ここ数日の不安が一気に押し寄せるように、
思わず、涙があふれる。
震え、
怯える
そんなラウールをどうやったら助け出せるのか、
これでは逆にラウールのことを苦しめているのではないのかと不安になるばかりだった。
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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月28日 0時