血の通わない人形２ (ページ14)

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照side

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照「ただいま～？あれ？」

ピンポンをするとラウールがびっくりするからということで、

最近はそれぞれ鍵で開けるようにしている。

玄関を抜けて、リビングの扉を開けると、

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照「寝てんじゃん(笑)」

二人そろってこたつで熟睡。

今日はラウールのカウンセリングの日だから、かなり早上がりで帰宅。

辰哉は運転免許がないから電車で行く予定だったみたいだけど・・・。

とてもじゃないけど最近の様子を見ていると電車に乗るのは無理そうで。

俺の運転で行くことにした。

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照「辰哉！起きて」

ゆさゆさとしたが起きず。

ちょっと足で蹴ってみる(笑)

辰哉「いてーよ！起きてるって。」

ゆっくりとこたつから起き上がる。

辰哉「さっきちょっとパニックになっちゃってね。さっき、落ち着いて寝たとこ。俺も寝ちゃった(笑)」

照「ちゃんと寝られてるね・・・。」

ラウールの顔を見て安心する。

辰哉「やべっ！そろそろ準備しなきゃ・・・。」

色々荷物を準備する。

辰哉「ラウー？そろそろ、起きて。病院行くよ。」

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