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蓮side
・
昔のように優しく手を握る。
その手は、あまりにも細くて、
今にも壊れてしまいそうで・・・
そっと手の甲を見ると、丸い形をした火傷痕。
手当がされないまま、固く分厚い、痣のようになっていた。
その火傷痕の上にそっと手を重ねて包み込んであげる。
・
・
蓮「もう怖いのないよ・・・早く・・・早く起きておいで・・・」
蓮にいって呼んで・・・
また笑って・・・
ラウールには届いているかな?
・
いつの間にか日が落ちて、あっという間に夕方になってしまった。
辰哉「そろそろ帰ろうか。」
照「うん・・・。」
後ろ髪を引かれながらも、病室を後にした。
・
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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時